高校生の頃、カメラ雑誌の広告でみるニコンの一眼は眩しかった。当時はFEかFMがエントリーモデルだった(EMは論外として)。特にシルバーボディーの気品あるコントラストに憧れていた。この頃のカメラは以降の電子、モーター制御AFプラボディーへと進化する過程においてMF金属カメラとしては洗練された絶頂期を迎えていたように思う。そんなFEやFMもコレクションに欲しいと思ってきたが果たせずにいた。防湿庫3台がレンズとカメラで溢れていることをして、もうフィルムカメラは絶対に増やさないと心に誓っていたのだ。しかし、何たることか手が滑ってまた一台増やしてしまった。機種は憧れていたFE。ミラーユニットがジャムっていてジャンク品をアンパン3個ほどの値段で入手、こんな素敵な工芸品がである。時間をみて整備するかと手持ち資料をあたっていると、なんと12年前にも一度所有していたことが判明。しかも全分解していた。ああボケもかなり進行しているやうだ(号泣)。
12年前に書いたウェブサイトの分解記事(齋藤秘密研究所)
12年前に書いたウェブサイトの分解記事(齋藤秘密研究所)