Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

荒涼山河風ありて

2014年05月28日 | 写真、カメラ
オタモイ遊園地と張碓駅の撮影画像をFlickrにアップロードいたしました。短いキャプションもつけました。
撮影画像はこちら
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張碓駅

2014年05月27日 | ロードバイク・クロスバイク
札幌から小樽へつながる函館本線の石狩海岸線の中間位置、銭函駅と朝里駅の間にかつて張碓という駅があった。正面が海、背後は切り立つ山となり海水浴場の為だけにある「秘境駅」として有名だった。しかし残念ながら2006年に駅は廃止され駅舎は完全に撤去されてしまった。線路に立ち入ることなくどこまで駅舎跡に近づけるかを試してみたかったのだ。そこでオタモイ岬の復路、国道5号張碓トンネル手前にバイクを停め徒歩にて海までの山坂道を延々と辿る。結構な高低差があり海まで降りるのも一苦労だった。線路の手前からは鉄道トンネルの上を跨ぐガレ場の道が海岸線沿いに伸びていた。あちこちに落石もみられた。途中に大型のペイローダーが朽ち果て放置されていた。この道を切り拓いた功労者に違いない。そしてこの道は張碓駅撤去資材の撤収の為に作られたものにも思える。荒涼としたガレキ道と曇天の空、そして銀色の石狩湾の光景はまるで賽の河原を彷彿とさせる。そして何より一人でとぼとぼと山道を下るときから感じている別の恐怖はヒグマ。この辺りにも出没の噂があるらしい。そんななか殊更に神経を逆撫でする列車接近を知らせる大音量アラーム。以前、心無い鉄道ファンが廃駅探検でトンネル内を歩き列車にはねられた事故もあったようだ。殺伐とした景色、耳を劈くアラームに急き立てられるように砂利道を進めばトンネルの出口横まで辿り着いた。道はここで終わっていた。駅跡まではあと300mほどか。ここから先は犬走りを歩けば進めなくもないがそれは諦めた。道の端から駅舎方向を撮影して山から流れる滝を確認し探索は終了とした。この日はバイクで山坂道の85kmを走行し、そのうえオタモイ岬と張碓の九十九折の道を往復2本歩いたことになる。どちらのロケーションも二度と訪れることは無いだろう。まあこれで踏ん切りもついたというものだ。
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夢の里 オタモイ遊園地

2014年05月26日 | ロードバイク・クロスバイク
先週のニシン祭りでオタモイ岬を調べていてその断崖に「夢の里オタモイ遊園地」なる大リゾート施設があったことを知る。昭和11年に完成し戦時中は一時休業、戦後になって営業再開目前に漏電により焼失したとのこと。今も断崖に手掘りされた遊歩道やトンネルが残るも落石と崩落が進んでおり数年後には立ち入れなくなりそうな状況。そこで完全崩壊前にと撮影取材を試みた。場所は交通の便が悪くバイクでの移動とした。国道5号を石狩湾に沿って小樽を目指す。小樽駅を通り過ぎ岬の左側を迂回するように回り込みオタモイの集落から海岸に出る。九十九折の道を下れば広場に出る。そこからバイクを捨て徒歩で遊園地(龍宮閣跡)展望台を目指す。人がすれ違うのがやっとの細い断崖道を辿ると落石や安全柵の倒壊を目にする。手掘りトンネルの入り口にはセメントで龍宮城を模したゲートが設えてあるがこれもすでに退色と崩壊が進みホラーなオブジェと化していた。ようやく辿り着いた展望台、かつて龍宮閣のあった場所からの眺望は美しかった。崖下をのぞくと龍宮閣の基礎部分が確認できた。この展望台から先にはオタモイ地蔵が祀られており、更にその先が海水浴場へ降りる道であったが巨大な崩落で海岸への道は既に断たれていた。廃墟リゾートの次は函館本線の廃駅「張碓駅」を目指す。このレポートはまた後日。

かつてのオタモイ遊園地写真

本日の走行距離 84.37km、ロード積算 5941.8km
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石狩挽歌

2014年05月18日 | 写真、カメラ
鰊曇り

石狩挽歌で有名な鰊御殿を望む海岸でニシン祭りが行われた。小樽から水族館行き路線バスに揺られプチ観光気分。折りしも低気圧の通過で鉛色の空の下、暖かいニシン汁で身体を温める。小規模な祭りであったので30分ほどで撮影を済ませ小樽に戻る。手宮で温泉に浸かりひとごこち。今日も無為な休日を堪能する。
ほかの撮影画像はこちら
石狩挽歌
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石狩マクンベツ湿原

2014年05月10日 | ロードバイク・クロスバイク
今日はいつもの石狩温泉コースを少しはずれ石狩川マクンベツ湿原に足を伸ばす。会社の同僚さんがGWに訪れ水芭蕉が美しいと教えてくれたのだ。清流の湿原に咲く清楚で真っ白なミズバショウ。望遠で寄るか、背景の湿原とのコントラストをどう処理しようかなどと妄想しながらペダルを漕ぐ。1時間ほどでマクンベツ到着。バイクを停め湿原遊歩道から木道へ進む。しかしなんだか想像していたイーメージとちぎゃう。SF巨大生物の島よろしく大きなチンゲン菜様のものがモサモサ生えている。よく観ると根元には白い花弁が落ちていた。どうやらこれが水芭蕉らしい。来るのが少し遅すぎたようだ。しかし水芭蕉がかくも巨大に成長するとは知らなかった。わずかに残る咲き残りをカメラにおさめ一路温泉を目指す。
本日の走行距離 50.07km。ロード積算 5857.4km
マクンベツ湿原
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梅小路機関区

2014年05月05日 | 写真、カメラ
Nikon D600 AF-S NIKKOR 24-85mm 1:3.5-4.5G

5月3・4日は京都の実家に帰っておりました。帰省ついでに幼稚園まで暮らした西大路花屋町から七条をたどり徒歩で梅小路機関区、京都駅までを撮影散策。京都駅から地下鉄で竹田まで下り、何度も通った京都市青少年科学センターを見学。40年間変わらない実験体験展示物もちらほら。帰りは京阪で藤森から東福寺に出てJR奈良線に乗り換え京都駅へ。京都からは弾丸列車のぞみで2時間後には新横浜到着。“どこでもドア”に匹敵する距離感の無さです。そして6日には札幌へ。なんて日本は狭いのだ。
撮影画像はこちら
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