Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

東鋏・増太郎鋏製造所

2012年05月15日 | 修理・工作・技術
柴又散策で知った金町の東鋏会、増太郎裁鋏が気になっていた。二代目からお話を伺いネットでその歴史や評判を知るにつけ手元にひとつ置いておきたいとの衝動が増していた。そしてNew Old Stockの出物を見つけ躊躇なく購入してしまう。手にした鋏は果たして仕上げも美しく紙に吸い付くように刃先が進む。ハンドル部のチリもピッタリと重なり隙はない。二代目直々にご指導いただいた手順で油を差し丁寧に磨けば一層の切れ味と鋭い表情をのぞかせる。一生ものの道具とはこういう物を言うのだろう。
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4 コメント

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Unknown (リョウ)
2012-05-15 23:25:26
自分もいずれ裁鋏は買うつもりです。あの時購入した鋏のキレというか、何もなかったかのように切れてゆく様に凄みを感じます。
Unknown (研究員)
2012-05-15 23:52:56
少し気がかりなことはウェブサイトに掲示されている商品の多くが生産終了となっていることです。需要が減っていることとご高齢から品目を絞り込まれているように見受けられます。
Unknown (リョウ)
2012-06-01 15:57:41
あくまで推測ですが、一般的なSCM材やS-C材と異なり、鋏用の特殊鋼は一定発注量を貯めないと鋼材を引き抜いてもらえないのではないでしょうか。
そして工業用に納入する本数を見越して鍛造し、残りがもし出たら民生用に回しているのかな、と想像しています。
なるほど (研究員)
2012-06-01 20:25:34
確かにその可能性も有りますね。鉄道模型のように一定ロット生産しては在庫がなくなるまで調整でしょうか。鋼も青や白など奥が深いです。

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