火星大接近に始まり
衛星を久しぶりにフィールドスコープで眺めて感激。ついでに向けた土星の鮮明な姿に感動を覚える。今年は
土星のリングの向きも良く輪も綺麗に確認できた。中学生の頃愛用していたケンコー製60mmアクロマート屈折赤道儀で観た星空よりもフィールドスコープのほうが分解能が高いことに驚く。こうなると欲が出て天体撮影もしたくなってきた。昔の天体撮影といえば銀塩カメラの裏蓋を改造して冷却機能を付け
相反則不軌対策しながら超高感度フィルムで撮影するなど恐ろしい苦労が伴った。最近では小型赤道儀雲台に高感度デジカメで誰でも簡単に星雲撮影までできることは知っている。しかしそこまで本気にもなれず先ずは
ニコンFマウント用のアダプター(FSA-L1)を入手。ついでに焦点距離10mmのアイピースも買い足す。付属のズーム・アイピースは便利だが短焦点で倍率を上げたかった。といってもフィールドスコープは対物レンズの焦点距離は短くて稼げる倍率は70倍。フィールドスコープ用のバローレンズってあるのかしら?尤も望遠鏡は倍率ではなく集光力こそ大事なのはわかっているのだけれど。道具が揃ったので台風接近のなかベランダから遠方の高圧鉄塔をターゲットに機材の操作練習。カメラの三脚にフィールドスコープとデジタル一眼を載せるのはちと辛い。本当はもっと安定した脚と微動ハンドル付き雲台が欲しいところ。取り敢えずカメラのセルフタイマー時間を2秒に設定してブレの回避を狙う。他の手直しでは
ガイドスコープの赤LEDフォローポイント点灯が安定しない。一度分解してショボイ配線を全部載せ替える。配線をチェックすると電流制限の抵抗もなく輝度調整用可変抵抗がその代用のようだ。しかし最大輝度では抵抗値はゼロになるのだけれど所詮はおもちゃか。もう少しまともなガイドスコープをそのうち探そう。本当はこのフィールドスコープを低倍率設定にしてガイドに使い大型の反射でも振り回したいところだが我慢、我慢。