専用スタンドとスタンドレール
車のナビを交換したのだけれどひとつ面倒ごとができた。それはACC(アクセサリー電源)に連動しなくなった。車のキーをひねっても(表現が古いか)ナビの電源がONにならず、いちいちナビ本体の電源SWを押さなければならない。それだけならまだ我慢できるが車のエンジンを切ってもナビの電源は切れない。もし電源を切り忘れたらバッテリーあがりの心配もある。そこでACC連動の方法をネットにあたる。答えは簡単で専用スタンドにセットしたときだけACC連動になるらしい。確かに自分の車へは専用スタンドを使わず自作の金具で固定していた。カーナビにとってACC連動仕様は欠かせない機能と思われる。なのに専用スタンドにセットした時だけACC連動するというのは製品仕様としては欠陥と言える。プログラム側のメニュー設定でACC連動/非連動を選べレようにすればいいだけの話。
メニューにACC連動/非連動を追加してほしいところ
文句を言っていても始まらないので対策を講じる。ナビ本体を分解。先ずは液晶部のフレキシブルケーブルをコネクターから抜く。次にバッテリーとスピーカーのハーネスをコネクターで切り離す。メイン基板を裏返せばスタンドレール位置にマイクロSWが見つかる(メイン基板の固定では2本だけ特殊なトルクスビスが使われていた)。このマイクロSWで専用スタンドの有無を検出している。問答無用でマイクロSWをジャンパー線で短絡。これでスタンドの有無に関係なくACC連動となった。
メイン基板を降ろす
メイン基板の裏側にスタンド検出用のマイクロSW(画像中央)
この改造が面倒な方は本体スタンドレールに爪楊枝を差し込めばSWが押し込まれACC連動にすることができる。カーナビは運転中の操作を禁じていることからサイドブレーキ検出など余計な機能を付けて免罪符としている。如何にも日本らしい仕様ではある。