斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

5.5 ついに 原発稼働がゼロへ

2012-05-04 19:12:57 | 地域活動
明日2012年5月5日こどもの日は日本の歴史上記念すべき日になります。
国内で唯一稼働していた泊原発3号機が止まり、現在国内にある全ての原発50基の
原発稼働がゼロになります。

これは世界中の原発保有国にとっても日本の原発稼働ゼロは注目されると思います。
原発がなくても電気は大丈夫であることを証明できることを期待したいと思います。
電力会社は節電しても電力不足は免れないとしてあの手この手を使って再稼働の
必要性を訴え続けてきましたがついに明日5日で全ての原発は止まります。

やればできる!節電!省エネ!

1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災が発生して6,000人に上る死者と
43,000人以上の犠牲者を出しました。
その時私は神戸にいてこの大震災に遭いました。もう18年前のことになりますが、
まるで頭の所にブルトウザーが押し寄せてくるような感じでした。
しかし、神戸市の西に端に住んでいて、後で震度6弱か5強だったのでは
ないかと言われ、自宅は全く無事で、棚に載っていたグラスが数個割れただけでした。
周囲の家は瓦屋根が崩れたり、家具が倒壊したところも随所にみられましたが、死者は
なく、負傷者はわずかいたように思います。

1週間~3週間、電気、ガス、水道は止まり、炊事も十分できず、お風呂も洗濯もできず
始めは大変不便に感じましたが、間もなく慣れてきて、給水車から汲んできた水を無駄なく
大切に使い、これまでの浪費を大変反省させられました。
ところが全てが復旧すると、水もガスも電気も、使用量はあっという間に元通りに
なりました。人間は便利な生活に慣れると際限なくなっていくことを感じました。
このままではこの流れを止めることはできません。

振り返って今思うことは、これ以上便利さや楽な生き方を求め過ぎ、与え過ぎては
いけないと思います。
電力に限らずあらゆるエネルギーの使用量をこれ以上増やさずに、エネルギーの使い方を
徹底的に検証してみることではないかと考えます。

あの時以来“地震は怖い”という思いがトラウマになっています。
3.11以来被害を受けた地域の方々の思いは如何許りでしょうか。
これからの原発事故による放射能被害の影響が何よりも気がかりです。