斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

住民自治活動運営セミナー

2018-03-19 00:58:30 | 地域活動
第170回まちづくり町民講座が3月14日(水)町民センターで開かれました。
   
    
   
講演の演題は「『住民自治』というあやしくて創造的な世界」
講師は若新雄純さん、チラシに載っている講師の写真を一瞬見て女性かと
思ってしまいましたが名前から男性と判断しました。
ヘアスタイル、ヘアカラー、Vカットの黒のシャツにジャケット?今まで見た
講演者とはかなり違ったタイプの方です。ルックスもユニーク?な感じですが、
講師略歴では(日本では)定番である年齢・生年月日がありません。
そこがこれまでと違っていいな~と感じました。
想像するに30代かと思われます。学歴は一切載っていませんが、
慶応義塾大学特任準教授という肩書があります。

ユニークな経歴満載の中でひときわ目を引いたのは
全国の若年無業者(ニート)を100人以上集めた株式会社の発足、
また女子高生がまちづくりを模索する「鯖江市役所JK 課」プロジェクト
(総務大臣賞受賞)などを企画。
他にユニークな発想の企画がオンパレードという感じです。
あやしいけれど、面白そうな感じです。
講演中のお話やフレーズを断片的に拾ってみました。

最近博多で起こった道路の大陥没事故への市民の反応
“日本最高!”“爽快”なぜか、わずか1週間で元通りになることへの
市民の反応は:全員が期待しているゴールが同じ、みな同じイメージを
持つ → そこには「住民自治」の余地は全くない。
ゴールが(決まっている)大好き、完璧にやった、専門的知識を持った
人が解決するもの。決まったゴールが大好き

組織心理学、人がどういう場でモチベーションをもつか
人と組織がどう変わっていくか、人材育成、新しいコミュニケーション、
ゆるいコミュニケーションラボ、住民自治の基本、答えはない
見つかりようがない、結論はない、社会はさわることも、持ち運ぶことも
できない、Try & Error 試行錯誤の必要性。
今日より明日がより良くなると思うと元気になる、やる気になる。
「試行錯誤を進めていくと発見が連鎖して何かが創造される」
“意味のある混乱”“予測不可能”「JK」化
よそもの、ばかもの、わかもの、・・・・
“ゆるい”、“ゆるい”、“ゆる~い”なんでもゆるーいという言葉が
とても印象的でした。

気持ちをらく~にさせてくれるようなユニークな講演でした。
日本はまだまだガチガチな社会という感じがします。

またお話を聞いてみたい、というより一緒に何かやってみたい
そんな気分にさせてくれるセミナーでした。