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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0415 決鉋 銘  悦英

2011-12-15 22:21:32 | Weblog
これは 溝の底を決る鉋だろう。 底取りとも言う。 台を見ると悦英の文字が刻印してある。 悦英は平鉋が多いと思うがこう言う物も出していたのか。 刃は抜いて見られないが、悦英だろうと思い買った。 これで200円と安かった。 良く判らないが結構使い込んだ物と思う。 刃は台に斜めに仕込んで有った。 刃先は二段研ぎして有った。使うかどうか不明だが、一応研いで台に油を塗って整備した。 台尻には西堅と刻印が有りこれが元の持ち主かも知れない。 この手の鉋は幾つか持っている。 それでも叉買ってしまった。 

0414 二枚刃平鉋 銘 連寿

2011-12-15 22:11:24 | Weblog
今日は天気が良い。 ボロ市はすごい人手だ。 出遅れた私は人並みをかき分ける様に歩き回った。 道の隅に店を出す人からこの鉋を買った。 六分鉋で裏も付いているが、300円と破格の値段だ。 しかしこの鉋 台はしっかりしているが刃は 幅65ミリ長さ65ミリと既に使い切った感じだ。 刃を抜き気味にして有ったので気が付かなかったけれど、既に寿命は尽きているかも知れない。 それでも裏刃はしっかりしているから良いとして置こう。 銘は上手く読めない。 無理に読んで見たが間違いかも知れない。 刃は手入れも良く 錆も余り無い。 これだけ使ったので結構切れたかも知れない。 出来れば手入れして一度試し削りして見たいが時間が掛かりそうだ。

パソコン ラック

2011-12-12 11:03:11 | Weblog
人に頼まれてパソコンラックを製作している。 高さ780 幅550 奥行き350と言う小型の物だ。 上段にパソコンを乗せる。 台は前に引き出し出来る様になっている。 中段は本、書類を入れる本棚としてある。 扉付きで観音開き(釣り込みに苦労した)下段はプリンタ収納部で プリンタは台に載せて引き出して使用できる。 蓋が付き跳ね上げて中に収納する。 本当はこれに上置きが付く予定だったが、重心が高くなり不安定なので止めた。 上にプリンタ置けばすっきりするが 地震があると危険だ。 まだ完成で無く これから仕上して塗装予定。 塗装はOILに着色剤混ぜて塗ろうと思う。
今回は試作的要素が多きいので材料は安物を利用した。 1×4SPF約10枚程度使った。 材料費は1700円程度だ。 但しこの材は節が多くて 鉋が切れないと逆目が立つので注意が必要。 桧削りの感覚で艶の出る仕上に苦労する。 完成したらまた報告する。

0413 二枚刃平鉋 銘 近光

2011-12-11 23:58:37 | Weblog
今日も良い天気だ。 少し寒いが散歩と気分転換を兼ねて 調布布田天神骨董市に出かける。 昨日飲み会で、飲み過ぎたかな。 気分が良くない。 布田の杜を歩いていたら段々調子が出て来た。 矢張り道具類は少なく 私の目指す大工道具は余り無い。 それでもこの鉋を運良く発見した。 鉋は刃口を保護する為に新聞紙が巻いて有った。 その新聞を見ると1982年7月17日と有った。 結構古い新聞だ。 これが以前の持主が巻いた物だとすると、この鉋は30年以上前に作られた物という事になる。 台を見るとそれ位は経過している様にも思う。 刃には鏨文字で近光と掘られている。 見ると日曜大工の安物鉋では無い様に思う。 そこでこれを買った。 500円だった。 研いで見ると結構良さそうだ。 台は真中が凹んでかなり修正が必要だ。 鉋で均してから 台直しを掛けた。 良いものなら何故包んで仕舞って置いたのだろうか。 それを手放した原因は良く判らないが、使ってみればはっきりするだろう。 或いは切れ味が前の持主の気に入らなかったのかも知れない。 でも使い方次第だろう。 もう少し調整したら試し削りして報告しよう。

Sofa&Chair  株式会社グラフィス

2011-12-08 23:36:03 | Weblog
聖跡桜ヶ丘の書店に立ち寄り 偶然買った本です。 説明は何も無くソファと椅子の写真511点を並べただけの物です。 この中に自分の好みに合い 自分で作って見たい、または 参考にしたい椅子が有ったら良いと思い買って来た。 オリジナルな椅子を作りたいと思うが、 そう簡単な事では無いし、先人のアイディアを色々利用させてもらうのも良いだろうと考えた。 果たして参考になるものが有るかどうか。

江戸東京大工道具職人  松永ゆかこ 冬青社

2011-12-08 23:24:12 | Weblog
八王子にある まつおか書房3号店の4階を色々探し回っている時に、偶然見付けて買った古本です。 確か一度図書館で読んだことがある。 東京の大工道具職人を取材して それをまとめた本です。 この本も中古にも関らず 定価よりも高くなっていました。こう言う職人を女性が取材して 本にまとめて、それが売れたのだろうか。 1993年3月の発行となっている。 こう言う無くなりそうな手道具を作る職人が 注目を集める時代がやって来たのだろうか。 或いは手道具その物が 注目され始めたと言う事だろう。この本の後に 道具を集めて展示する資料館の一覧が載っている。 これが参考になった。 

続々・道具曼陀羅 村松貞次郎 毎日新聞社

2011-12-08 23:11:34 | Weblog
以前から欲しいと思っていたこの本を 八王子に有る まつおか書房で購入した。 と言っても、この本は 古本だ。 当時の定価は4800円だったが、今中古古本になって、何と2万円もした。 これじゃ私の小遣いでも ちょっと手が出し難く 今回やっと決心して 買って来た。 見て楽しい本だが、 加えて村松さんの文がとても良く岡本さんの写真 が素晴らしい。 こんな事なら 当時買って置けば良かった。昭和57年3月発行で 既に廃刊となっている様だ。 発行当時は大工道具が今ほどには、世の中の感心が無かっただろう。 それ程多くない部数を発行してに留まったと思う。 だから今 古本が高価で人気も有るのだろう。 それだけ良い本だと思う。

道具図録(平出商店)

2011-12-05 22:43:29 | Weblog
道具移動販売の平出商店は マイクロバスに商品を積んで商いにやってくる。 刃物が主な商品だが、時々面白い本を持って来る。 それを見るのが楽しみだ。 マイクロの乗車口の脇にこの商品カタログが有った。 主要な商い商品はこれに載っている。 一応値段が付いているので、聞いて見るとドウゾと言うので 無償でわけてもらった。 珍しい道具も 載っているから見るのは楽しい。

平櫛田中 彫刻美術館

2011-12-05 22:13:39 | Weblog
今日は天気も良くそれ程寒く無い。 多摩モノレールに乗り玉川上水まで行って、玉川上水沿いの道を歩いた。 天気は良いし、紅葉も綺麗だし、空は青く 少し雲が有るがいう事無しに快適な散歩だった。 途中で蕎麦屋に寄り道して何故か うどんを食った。 散歩の終わりに 田中美術館に寄って見学した。 この人は高村光雲の門下生だったそうだ。 多くの彫像を製作した様だ。 この観覧券に有る鏡獅子の像も制作したが、木像に彩色しているので 何となく木像らしくない。 兎に角 107歳まで生きた怪物の様な人だった。 その製作に使った彫刻刀を見たが、綺麗に研いで有った。 裏が綺麗に平面を出して有るのは驚いた。 刃物は裏が命と妙な所に感心した。

  木枯らしや 柿干す軒に 落ち葉舞う

昼が過ぎると 少し風が出て来た様だ。 軒先に吊るした干し柿は 少し黒味かかっている。 空は青いが 玉川上水の林から 落ち葉が舞って来る。 家はひっそりと静かだ。

目打ち

2011-12-04 16:55:08 | Weblog
前回買った物は 人にやってしまった。 そこでまた二個追加購入した。 これも使いたい人がいればプレゼントする予定だ。 骨董市に行くと何か買わないと どうも落ち着かない。 そこでこれを先ず買った。 骨董屋の主人は 和綴じの道具だと言う。私には この使い道を詮索する気持ちは無いので 沿うかも知れないし、違うかも知れないと思いながら、 そのままにしてある。 これで皮が縫えればそう使えば良いだろう。 道具だから 何はともあれ 使ってやれば 道具達も喜ぶに違い無い。