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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

12段 引き出しの製作

2010-08-20 21:18:47 | Weblog
鑿の手持ちが多くなって来たので鑿を入れる引き出しを作る事にした。 材料は1×4SPF材を使う。 これは材料費を安くあげる為だ。 行き付けのホームセンター D2では比較的 良い材料が安く手に入る。 外形は 幅400 高さ 790 奥行き345として12段の引き出しを入れる予定。 
材料を切断して 木端の丸面取りを取る為、両幅を約2ミリ詰める。 二枚を並べて木端を鉋で削り平面を出して 剥ぎ合わせる。 4枚剥ぎ合わせて板が出来る。 後は所定の長さに切り 直角を出して 墨付けする。 天版と側板は7枚組み継ぎとし底は トリマで溝を切って差し込みとした。 組み上がったのが写真に物です。 材は乾燥してないから反りが来るので剥いだらすぐ組立てる方が良いと思う。 これに内側に引き出しを載せる桟を打つ。 引き出しは12ミリ程度の薄板でやりたい。 その為2×4材を薄く引き割りして
板材を作り引き出しにする予定。 節の多い材料で使い難いが 鉋が切れれば 逆目もたたず上手く削れる。 比較的柔らかい材なので上手く削れるのだと思う。 上手く削る為には鉋研ぎや台の調整も必要で 鉋仕立ての練習にもなる。 (写真は天板上から下を見た所)

福祉亭に棚を設置

2010-08-19 15:17:33 | Weblog
チラシ整理棚が出来たので 本日設置した。 やはり角度が立ち過ぎなので、薄いパンフレットでは 折れてしまう事がある。 クリヤファイルに挟んで置けば問題ないが少し面倒かも知れない。 もう少し寝かせたかったが、そうすると奥行きが深くなり 壁面から出っ張りが 多くて邪魔になるからこれで良いだろう。 棚の上には ホワイトボードを設置した。 パンフレットは活動する団体から送られて来る物だが、余り見る人は居ない様だ。 場所ふさぎの無駄とも言えず この棚が役に立てば嬉しい。

追入鑿 7分  銘 曲勝

2010-08-16 21:40:40 | Weblog
これも高幡不動骨董市で手に入れた。 7分の追入鑿だ。 柄には越前打刃物 国春とラベルが 貼って有ったがはがした。 まだ新しい物らしいが、刃先は細かく欠けている。 無理してこじったかも知れない。 使い始めなので刃先の焼が堅い部分かも知れない。 少し研いで見たがまあまあの研ぎ味だった。 もう少し研いだら使って見よう。 鑿は変に研ぎ癖の無い新しい物の方が使い易いと思う。 だが一丁で千円は少し高いかも知れないな。この所 鉋より鑿に興味が有るので、しばらく鑿を集めようかと思う。 その方が場所も取らない。

0371 二枚刃平鉋 銘 若桜

2010-08-16 21:28:14 | Weblog
これが 高幡不動骨董市で買った 鉋の三丁目になる。 これは少し新しい物の様だ。しかし裏刃は無い。 残念だが仕方無い。 まだ余り使われておらず 刃の全長は105ミリある。 銘は若桜となっている。 何かホームセンターで売ってる鉋の感じだが、祥細は不明。 刃先に 大きな欠けが二箇所有る。 この欠けは釘にでも引っ掛けたのか2ミリ以上あり、取るにはグラインダーで 刃先を落とすしか無いだろう。 そうなると裏出しも必要になり 大工事なので 研ぎ上げるには相当時間が掛かりそうだ。 従って暫く使える状態にはならないと思う。 それだけ時間をかけても そんなに期待できる鉋じゃ無さそうだ。 

0370  一枚刃長台鉋 銘 正宗

2010-08-16 13:27:54 | Weblog
高幡不動骨董市で買った二丁目の鉋だ。 これも同じ所から出た物だろう。 前回紹介した物と 同じ持主の名前が台尻に書いて有った。 寸六分の長台鉋だが やはり自作台だと思う。 刃は同じ正宗銘が有るが その上に注連縄のマークが有る。 これは初めて見る物だ。 歯の全長は70ミリで鋼の残りは20ミリと言う所か。 やはりもう役目は終わったと言う事で お払い箱になった物かも知れない。 長台の一枚刃平鉋として使っていたらしいから そこそこ切れたと思う。 現状刃が斜めに研がれて居たので それを修正している。 研ぎ上げるにはまだ時間が掛かり 試し削りは出来ない状態。 安いなと思い手を出して見たが、やはり実用には ならない鉋だった。 買うときある程度推定出来たが、実際使えないと 少し残念だ。 まあ研ぎや、台の修正や仕立てを楽しむと考えれば良いか。

0369 二枚刃平鉋 銘 正宗

2010-08-15 22:57:10 | Weblog
久振りに高幡不動骨董市に行った。 朝6時を少し廻った所だが、既に店も開き、見物人も多い。 皆朝は早い様だ。 鉋三丁を900円で手に入れた。 古くて使えないかも知れないが嬉しかった。 その為鉋刃単品を買い忘れてしまった。 これはその一丁目の物だ。 寸八分の二枚刃鉋だが 刃の全長は65ミリ程度で 既に刃の頭が台の外に少し出る程度で 使い切ったと言えるだろう。
 刃は打たれて 鉄がめくれて居たので削り取った。大工さんが使った物だろうか、台も自作と思われる。 裏刃は無い。 取って別に売ったのだろう。 銘は二文字目が判り難いが 正奈としておいた。 結構切れそうな刃だが 試し削りしてないので不明。 前の持主の名前が台尻に 杉本と書いて有った。 
使われなくなって大分時間が経っている様だが、そんなに古い物では無いと思う。
(その後 有るお酒の銘柄にこの文字が使われていたので 宗と判明したので修正) 

カバの置物(中近東文化センター付属博物舘)

2010-08-14 21:58:42 | Weblog
今日はお休みだが、都心の博物舘 美術館は何処も人出が多いと思う。 出来れば中国文明展を見たいが 今日は諦めた。 お盆だし子供達も休みだし 蒸し暑いから 疲れてゆっくり見学出来ないと思う。 余り人混みには行きたく無い。 そこで三鷹に有る中近東文化センターに行って見た。 人は少なく色々面白い物が多く展示して有った。 ここはお勧め穴場かも知れない。 展事物の中からこのカバを携帯で撮影してみた。 思いの他小さな物で 少し色も剥げかかっている。 エジプトから出土した物らしい。 紀元前にはエジプトにもカバが生息したようだ。 見るとなかなかかわいい物だ。 受付ではこのカバのミニチュアを販売しているが 結構なお値段なので 手が出でない。 アラビア文字を書く体験や、ラクダの折り紙を作る体験等 子供も大人も楽しめる物が多い。 写真で見ると中近東は良い所の様だ。 トルコ当りは行って見たいと思う。 野菜 果物 魚も美味しいとの事

福祉亭の為のチラシ整理棚

2010-08-12 23:38:11 | Weblog
我家の廻りは旧住宅公団(現UR都市機構)が建てた住宅が棟を連ねる街だ。 もう30年以上前に建設した物で、当時の丘陵地帯が大きな住宅地となった。 そして現在は高齢者の街に成りつつある。 一人住まいの老人は多い。 特に男性は引きこもりも多いらしい。
そこで空き店舗を利用して 福祉亭なる食事処をNPO法人が開設した。 安く食事とお酒とマージャン 囲碁 将棋の出来る 居心地の良い場所を 一人暮らしの老人に提供する物だ。 前置きが長くなった。 福祉亭は半分 ボランティアで運営されている。 金の無い団体だ。 そんな所から 棚の製作依頼が来た。 色々な案内チラシの類を纏めて 整理して 手に取り易い場所を取らない棚の製作依頼だ。 壁に掛けるので余り出っ張ると邪魔になる。 奥行きを12センチに抑えて、横幅90センチ 高さ52センチで3段に棚を作った。 これは奉仕なので材料は端材を利用する事にした。 側面レットオーク 前面 タモ集成材 仕切り板 科ベニヤを使った。 裏に穴を開けて 壁にネジを打ち引っ掛ける予定
軽くしたかったが 案外と重くなった。 塗装はオイル+着色剤を塗った。
軽い茶系統の落ち着いた色調に仕上がったと思うが。 

043 石屋金槌

2010-08-10 20:57:21 | Weblog
これも紹介したかも知れない。 昭和50年ごろ 実家の立替を行った。 私は就職で既に実家を離れていた。 たまに実家に帰ると この槌が転がっていた。 家を建てた職人が置いて行った物と言う。 別に気にも留めずそのまま放置して置いた。 その後暫くして 物を色々集める様になり 道具が気になり出した時期 実家でこの槌を見つけた。 雨に打たれ 柄は腐り 頭は赤錆だらけになっていた。 要らないと言うからもらって、錆を落とし柄を付け替えた。 多分 石屋の使う物と思う。 特別な物では無いが、実家の建築に関った道具の記念品だと思い取ってある。

金槌 玄能に付いて書いて来たが そろそろネタも尽きそうだ。 後数本有るが 同種の物なので省略しよう。 次は鑿の紹介でもして見たいが 数が多すぎて 難しい。 それに鉋と違い書く事が余り無い。 まず正式に買った物だけでも書いて見るか。

042  四角金槌

2010-08-10 20:50:58 | Weblog
これも 何処かの骨董市で手に入れた物だが、忘れてしまった。 鉄の塊が転がっているが
何かと手に取ると、穴が有るから金槌の頭と判った。 出来損ないと言う感じの物だ。 穴は中心に無く 少しずれている。 比較的小さく100g程度だろう。 どう使うか思案しながら 短い曲がり柄を付けて見た。 しかし相当使い込まれた物らしく、打面は鉄がめくれている。 相当激しく打たれた物と思われる。 何に使った物だろうか。