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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

手ちょうな

2008-09-28 10:29:58 | Weblog
これは東郷神社骨董市で手に入れた。 材面を平らにはつる時に使う物だ。 子供の頃には大工が使っているのを見た事がある。 今は使う人も少ないだろう。 これはその小型版で片手で使う物らしい。 主に下駄屋 三味線 木型屋 挽物工などが材料の粗取りに使ったという話だが、これもそうかな。 銘は重族となっている。 実物は殆ど使われた形跡も無く新品同様で、骨董屋の親父で刃物好きがどこかで仕入れてきた物の様だ。 確か1万5千円位した。 その値段なら今も新品が買えるかも知れない。

玄翁

2008-09-27 22:03:22 | Weblog
これは 何処で手に入れたのか思い出せないな。 丸玄翁と言う物だと思う。 特にマークも銘も入っていない。 特別な物では無いと思う。 それに固い物を叩いた為なのか、打面の鉄がまくれている。 一般には片方が打面が丸く片方は平面をしている物だが、この金鎚は両面ともまくれて丸面になっている。 鉄が柔らかくてまくれたのだろうが、打面部分に付け鋼して焼入れしてないのだろうか。 軟鉄で有れば打ったときの衝撃は吸収され手に伝わり難いから、敢えてこの様にしたのかも知れない。 或いは釘頭を叩いてはいけないのかも知れないな。 古い金鎚にこの様にまくれた物が多い様な気がする。 柄は私が自分で挿げた物である。 柄は激しい打撃に耐える為しっかり挿げないといけないと言われている。 後で楔を打ち固定する方法もあるが、なるべくなら楔無しでしっかり止まってないと不味い。実際その様にして見らが後で緩むかも知れない。 まあ何となく味が良く大切にしまってある。

生そり

2008-09-27 21:53:05 | Weblog
これは 私の勤めていた会社の本社が有るJR田町駅前から、国道を渡り少し路地に入った所に有る、道具屋のショウウインドウに置いて有った物だ。 田町の駅の近くにこんな道具屋が有るなんて、信じられないがこんな所でも商売になるのだろうか。 今は在るかどうか確認していない。 時々その店の商品を見て楽しんでいた。 まあ見惚れていた。いつか無いか買いたいものだと思ったが適当な物がない。切り出しはどうかと思ったが、既に持っているし必要性を感じない。 そこで
この生そりを買った。 高かったと思う。 よく思い出せないが数千円したはずだ。これは買っては見たがそりが有り上手く研げない。 それに使う機会が無い。だからそのまま長押にぶら下がっている。

突き鑿

2008-09-27 21:43:13 | Weblog
この鑿は町田天満宮骨董市で手に入れた。 500円程度だった様に思うが、確かではない。 いわゆる袋鑿と言われる物だろうか。 柄の部分が鑿本体の筒状の中に差し込まれている。 鑿頭に金の輪が無いから突き鑿として使った物と思う。柄は杉の材を削った物が嵌めてある。 刃は外丸鑿と言うより更にコの字型に湾曲している。 さてどう言う場面で使った物だろうか。 よく判らない。形からしてそう細かい作業の為の道具では無いらしい。 もう少し調べて見よう。

つん抜き

2008-09-27 16:24:17 | Weblog
これは 多分高幡不動骨董市で買った物だろう。 確か2本買った中の一本だ。そんなに知識はある訳ではないが、多分 道具曼荼羅の本で見て居たんだと思う。だから迷わずこれを買った。 下駄屋の道具と言う事はわかるが、どう言う場面でどう言う使い方をするのかは、わからない。それでも滅多に骨董市に出ることは無いから買っておいた。 今錆びないように新聞紙に来るんで置いてあるが、久し振りに出して見た。 コレクションの対象が広がり少し散漫になっているかも知れない。 

火起し金物

2008-09-27 16:14:18 | Weblog
これは 以前は良く通っていた 熊川神社骨董市で買った。 いくらで手に入ったか忘れてしまった。 骨董屋の主人は これは火を起こすときに、硬い石(石英)なんかと打ち合わせて、使う道具だと言う。 そう言われるまで何をする道具かさっぱり判らなかった。 名前も知らないので、取り敢えず火起し金物としておいた。 今時マッチさえ使う機会は殆ど無く、まして江戸時代じゃ有るまいしと思うが、珍しい物なので手に入れて置いた。 今度一度試して見るか。

廻挽鋸

2008-09-27 16:06:33 | Weblog
この鋸は 大和骨董市で以前紹介した別の一本と共に購入した物だ。 調べて見たが 銘は無い。 薪切鋸と思うが、私の思い込みかも知れない。 先がとがっているので 違う用途かも知れない。 刃幅は狭く ここまで使い込まれてこうなったのか、元々こう言う形だったのか。 柄は桐の枝を使っている。 まあ此れと言った目的があって買った訳でも無く、今の所時々出して眺めるだけの物。 既に黒錆で真黒で何となく見応えある。 後で調べたが、どうも形からして廻挽鋸だろうと言う結論になってタイトルを変更した。 桶屋 車大工 船大工等が材料の下加工に使った物では無いかと推定している。

二本棹筋罫引

2008-09-27 15:57:09 | Weblog
この罫引きは私が以前住んでいた群馬県大田市から車で一時間くらい西に行った隣の桐生市の金物屋で見付けた物だ。 桐生は古い町でかって絹織物が盛んだった町だ。 今は町の中はきれいに整備され近代的な町並みになったが、まだ古い面影も残る。 そんな町の金物屋にこれが有った。 これは珍しいと思い買ってしまった。 果たしていくらだったか忘れてしまった。棹が2本あり同時に二本の線を引く事が出来る。 別に珍しい物では無いかも知れない。 しかし他の店では見た事が無く、折角だし手に入れて置いた。後で調べたら二本棹筋罫引と言う名前が付いていた。 一般的には鎌罫引で用が足りるのでこれを使う機会が無い。

北海道型叩鑿

2008-09-25 21:29:11 | Weblog
この鑿は 東郷神社骨董市で買った。 忘れたが2千円くらいしただろう。何本か有ったが、その中でこの一本を買った。 鑿も沢山持っているし、参考に買ってみた。 叩鑿の一種だろう。 どうして地域が変わると道具が変わって行くのだろうか。 使い易く変化する事は有るだろうが、その土地特有の形になるのはどうしてか。 軽く研いでそのまま保管していた。 一度も使った事は無い。

筋罫引

2008-09-25 21:23:25 | Weblog
これは筋罫引と言うんだろうか。 良くは調べて無い。 以前東郷神社骨董市で手に入れた。 特に買いたい物が無かった時に手にとって面白そうなので買って見た。 良く見ると手作り品の様だ。 これを使い材木の端から等間隔の線を引くことが出来る便利な道具だ。 何となく使い易そうな握り易そうな曲面を持っている。実際使って見ると手に馴染む。 なかなか良いものに思えるが。