大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0569 和敬鉋のその後

2021-08-14 12:29:47 | Weblog
最近この鉋に付いての 問い合わせが来た。  5年程前に入手した物だが、その後仕舞い込んで 忘れていた。  その時の印象は切れないと言う事だった。  だが自分の研ぎが悪いか 台が良く無いと 思っていた。 それでもこの台には 隆と言う刻印が在り これがどう言う台屋なのか知らないが この鉋に付いている物なので そのままにして置いた。 台を交換しようかと思うのだが、 この所蒸し暑い季節で 台打ちはしんどいのでやって無い。

刃を抜いて 研ぎ直した。 裏が十分平面が出て無い様だ。 修整して更に研ぎ直した。 この刃は長さが70ミリ弱で鋼は後15ミリ程度しか残って無い。 台は頭が28ミリ 尻で34ミリと厚みがかなり違う。 少し削り取って 尻を30ミリ程度まで薄くした。 刃は少し緩いかも知れない。 パテを塗り暫定対策した。  これで削って見ると 普通の削れる鉋の様だ。  もう少し何度か研ぎ直して居れば切れる様になると思う。 この和敬鉋の鋼は極薄く 余り裏押しし過ぎると 裏切れするかも知れない。 それに結構硬い鋼の様に思う。折角なので 手元に置いてもう少し 使ってやろう。 

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