大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

カケヤの制作

2024-08-17 11:18:55 | Weblog
台風が来たが、幸いに 千葉の東 海上を通り 当方にはあまり影響は無かった。  蒸し暑い1日と
なった。  散歩に行けないので、家で作業した。  以前当団地の東の端にある 樫の木を伐採
したので その一部をもらって置いた。  その一部丸太を輪切りにして カケヤを作って見た。

カケヤを使う機会はそれ程無いと思うが、杭を打ち込む時に必要だ。 管理組合で保管して有った
カケヤは いつの間にか 紛失していた。  そこでこれを 作り管理組合に寄付する事にした。
買えば良いのだろうが、 それ程 使う機会も無いのに無駄と言う意見も有り 寄付する事にした。

全長は約85センチ(頭部含む)  頭部直径 13センチ 頭部長さ 20センチ 程度の物だ。
重さは測定して無いが、結構重いので 上手く使いこなせるか 難しい所だ。 普通の人は腰が決まって
無いから、 杭の頭を叩かず、手を叩くかも知れない。 

頭部は樫の木 芯持ち材で いずれ割れが入るだろう。  これはある程度仕方ない。 切り時も良くないが
芯去りにする程太い樫の木は 無い。 本当は割れ止めの鉄バンドを付ければ良いのかも知れない。 
残念ながら 材料が無い。 夏の1日 大汗かきかき カケヤ作りに励んだ。 
丸太は 一部に枝が有り、そこは削り取った。  その部分は 繊維が入り組んで居るのか、割れない
様だ。  ほぼ丸くしたが 木工旋盤に掛けて 丸く綺麗に成型はしない。 そこまでやる必要は無いと思う。 

材のセンターを出して 穴位置を決め ボール盤で上下から穴あけして 後は鑿で彫り取った。
柄は以前 管理組合で使って居た 餅つきの杵の柄を使って居る。 先端部分を太くして 絶対
抜けない様にしている。 余りきつくすると 割れる可能性が有り、難しい所だ。 特に繊維方向と
直行する方向には 若干緩めにしている。  頭部にはオイルを塗って置いたが、既に若干割れが
入って居る。 乾燥が進み過ぎない様にしたが、どうなるか 様子を見て行こう。

その後について
やはり割れが発生して 広がって来た。  丸太芯持ちなので 仕方ない所だ。 割れに接着剤を
擦り込んで見た。 更に 瞬間接着剤を流し込んで 薄板を差し込んで割れを埋めた。
それでも今後どうなるか判らない。  取敢えず完成として 管理組合役員に これを引き渡して
寄付すると 告げた。  組合の倉庫で保管してもらえば 良いと考えて居る。  これで私の
手を離れた。  少し寂しいが 場所ふさぎなので 片付いて良かったと思う。(2024/8/18)


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