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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0651 二枚刃平鉋 銘 清吉

2018-01-11 12:10:12 | Weblog
もう一丁この鉋を買って来た。 清吉はすでに一丁持っているので、特に買う必要無いとは思うが、これを木工の仲間に提供するのに小型で軽くて良いだろうと思い手に入れた。台を見ると茶色く変色しており、結構古い物だろうと思う。 乾燥で台は相当変形して刃を締め付けていた。 相当削って修正している。少し研いで削って見るとまあ普通に削れる様に思う。 刃幅57みり 全長100ミリ有るので まだそれ程使い込んで無い様だ。

清吉鉋はもう一丁有るので 見比べてみた。 するとかなりの違いがある。 まず刃裏の地紋が違う。 それに登録商標の刻印も無い様だ。 清吉の角印も少し違っているように思う。はたして同じ鍛冶屋が作った物かどうか私には判断できないが、違う手による物かも知れない。今回入手した物の方が作りは雑な様に思える。 これはプロが使うと言うよりも家庭で使う様に作った物かも知れない。   

0650 二枚刃長台平鉋 銘 和宏 (為)

2018-01-11 11:58:53 | Weblog
正月明けて初めての骨董市に行って来た。 天気も良く人も多い。 道具類は少ないがそれでもこの鉋を求めた。 これで500円だった。 見ると良く見る新潟の為の鉋の様だ。 為の鉋は 友達が使っている。 それは良い鉋だと言っていた。 

この鉋は小型の長台鉋になって居る。 普通の小鉋を長台に仕立てた感じの物だ。 どう言う時に使う物か知らないが 普通の長台の様に右脇を厚めに仕立てた物では無い。 銘は和宏で朱が入っている。 刃幅50ミリ 全長75ミリ程度で 少し使って有る様だ。 裏刃は付いて無い。 このサイズの裏刃はなかなか無いだろうから、自分で作らないと駄目かも知れない。 前の持ち主は刃口を削って広げた様だ。 多分鉋屑が詰まったのかも知れない。 それをまた 私が埋め戻している。 現在刃を研ぎ直しているが 刃先に細かい欠けが有るのでまだ研ぎ上がらない。 台も均して修正中で 使えるまでもう少し時間が掛かると思う。 長台なので下端の調整は面倒だと思う。   上手く削れる様になったらまた紹介したい。

試し削りして見るが思わしくない。 この台は良く狂う様だ。 1日置いて翌日調べるともう狂っている。 台頭と刃口と台尻の3点で接する様にしているが、刃口の部分が当たらない様に反って来る。 押さえつけて削れば何とか削れる様だ。 刃も研ぎ直ししながら、ある程度台の狂いが止まるのを待っている。(2018-1-17)