この鑿は私の物では無い。 アリサハウスの講演会で 見た物を写真におさめて置いた。 暗くて 写りも良くないが、幻の国行と言う所か。 定かではないが、ほぼ間違いなく国弘 二代目 国行の物だろうと持ち主は言う。 首の太い昔風の鑿だ。 かなり幅広で片側は切り落として有る様だ。 名前も初めて聞いた。 大変参考に成った。 こんな物を持って居たら道具好きはたまらなく嬉しいだろうと思う。 うらやましいな。
京都 二条にあるアリサハウスで鉋鍛冶についての講演が有った。 それを聞きに行ってきた。 さほど広く無い町屋は20人ほどの人で一杯だ。 義弘は私は持って無いので初めて見た。 出て来た状態は不明だが、よく手入れして有った。 和鉄に玉鋼の物らしい。 義廣銘の上に有るのは、アゲハ蝶の紋だと言う。 こういう物を骨董市で見付けたら、買って置くと良いかも知れない。 見分けるこつは色々有るが、時代背景による、材料や鍛接の方法や刃の幅や縁のやすり掛けや 色々有るらしい。 余り詳しくは教えてくれなかったが、自分で観察して勉強しなさいと言う事だろう。 それにしても こう言う事を研究して どうなる物でも無いだろうが、知識の豊富さや執念は並の物では無い。 これ位で無いと極める事は出来ないのかも知れないな。 何となく鉋刃を調べる一つの手掛かりを聞けて大変嬉しかった。 またやるなら聞きに行きたいな。