この輪が道具箱の底に転がっていた。 珍しい物では無いが、100円と言うのでこれを買った。 輪の直径85ミリ 線径は6ミリ程度。 錆びていたが それ程腐食しておらず 、古い物では無いようだ。 これだけでは何に使うか 用途が見当たらないので、とりあえず そのまま放置してある。 上手い使い方が見つかるまでは 引き出しに入れて保管しようと思う。
この鉋と前に書いた 鈴木屋銘の鉋は同じ所から出た物では無いか。 この義正銘の鉋も 同じ道具屋 鈴木屋で扱う物だろうと思う。 両方共 同じ鉋鍛冶の作った物と考えている。 何かの事情で不要になったこの二丁が 放出され 富岡まで流れて来たと思うが。 刃幅45ミリなので 小鉋の部類だろうか。 台は若干長めで22センチ弱ある。 何か丸棒とか削った物か、台裏の真中が随分凹んでいた。 一枚刃なので、鉋屑の排出を良くする目的か 刃口を大きく広げてあった。 そこで刃口を埋め戻して 台を均して 整備した。 刃はおお切れに研いで有ったので、少し刃を起こして研ぎ直した。 使って見ると結構切れそうだ。 小鉋なので 使い易いと思う。