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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

鑿の柄の交換その3

2011-07-20 17:18:03 | Weblog
さて次に丸棒に口金の高さを墨付けする。 軽く鋸目を入れて先端部分を円錐状に削りだす。 以前は小刀で削ったが、 今は力の入る突き鑿を使う。 口金をかぶせて当りを見ながら、削る。 上手く削れたら口金を差込む。 次に丸穴に鑿のコミを差込当りを確認して 四角に削る。 当りを見ながら徐々に削り 大体8割がた入る所まで削る。 この時鑿と柄が一直線になる様に 注意して削る。 最後は鑿を柄に叩き込む。
その後 桂をはめて完成となる。 柄と鑿が一直線になり、刃先が 桂の中心当りに来る様に仕込めば良いと思う。 何度かやれば 段々上達すると思う。
枕になっているのが、 柄に使った材料の材木です。 この材から 鑿1本から2本分の柄が取れる。 

鑿の柄の交換その2

2011-07-20 17:08:33 | Weblog
今回は鑿柄の交換の過程をを紹介してみよう。 取敢えず柄に成る樫材を約28ミリの丸棒に仕上げて、木口中心に10φの穴を開けた所。 此処までが 結構大変な作業だが 材を鉈ではつり、適当な太さの材に仕上げて、鉋で丸くして 穴開けまで 約2時間程度かな。 完全な丸棒で無く 大体丸くなっていれば支障ない。 鑿はキ久弘の追入鑿で 柄を抜いた所。 隣が穴あけ済みの丸棒です。