さだやんのほろ酔い日記

落語家・立川 左談次

小言。

2010年09月13日 09時51分14秒 | ほろ酔い日記
小言を言うのは簡単。
その時々、感情のままで良い。
怒鳴りつければ良い。
けど、それで効果があるかというと疑問。
ノベツだと蛙のツラに何とか、
只の音になっちまう。

お前のした事は、コレコレコウだから
それは直した方が良いと思うよ。
丁寧に説明しても、分からんヤツには生涯わからん。

大勢居る楽屋で、頭ごなしに叱り付ける、
これは他の一門の皆さんに、
御免なさい、こんな馬鹿を楽屋にいれちゃって、
てな、意味合いもあるのだが。
これも効果というと、?がつく。

分かるヤツは一言で分かる。
当ったり前だけど。
ちょいと脇によんで、
ま、わざわざ呼ばなくても、
小声で当人に聞こえるだけの無声音で
「違うよ」
そういえば十分。

小言は言うべし、酒は買うべし。
やはり、サッパリが一番か、
小言か苛めか分からんのが最悪ですわ。

オラは、
小言を喰らって数十年、
大ベテランなのだエッヘンって、ナンじゃ。
短く、鋭く、的確に、そして後はサッパリと。
う~ん、難しいものであります。




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