さだやんのほろ酔い日記

落語家・立川 左談次

「影踏み」 横山秀夫

2007年02月18日 14時41分34秒 | おすすめの本
この作家さん、空振りがほとんど無いのです。
野球でいえば三割、三十本、三十盗塁、九十打点。

成績よく安定って感じでね。
読者からすると安心して手に取れるのです。

何だこりゃ、ひでぇの買っちゃったな。
そんな心配はしなくてすむ。

大して期待しないで読んでみたらサプライズ。
空振りが大ホームランかって、ある種の楽しみには欠けるけど。
それは贅沢な悩みか?

やっぱり巧いのです。
ツボをしっかり押さえてあるの。
素直に本の中に入っていけるのが有り難い。

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