さだやんのほろ酔い日記

落語家・立川 左談次

何という日

2006年12月21日 10時56分18秒 | ほろ酔い日記
青島幸男・岸田今日子氏逝去。

不思議とガキの頃の記憶がよみがえる。
人様が亡くなって思い出すというのも不謹慎ではあるが。

岸田さんといえば「男嫌い」の「かもね~」が印象に残っている。
コレだけで歳が分かる。

青島さんは・クレイジーキャッツ、ザ・ピーナッツ。
おなじみ「シャボン玉ホリデー」である。
ギャグのスマートさを。
スピード感を、展開を、歌を。
都会のセンスを。
その頃の私にとっては無茶苦茶オシャレな番組だった。

家の回りはまだ地べただらけ。
デパートへ買い物に行くのは大冒険、
前の日から目一杯緊張したものだ。

地べたからコンクリートへ。
駄菓子屋、ベーゴマ、メンコ、ビー玉が消えていった。
ガキ大将も町内の小うるさい爺さんも紙芝居の親父も・・・。

テレビが家へやって来た日。
感動的だった。みんな目が輝いていた。一寸誇らしげだった。

今の技術革新にはさっぱりついていけない私である。
ま、付いて行くって気もサラサラ無いが。

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