柳に風と。

そうそう達観など出来ませんわね。
内心は阿修羅のごとくでも涼やかな顔で。
って、俺なにを書いているのだ。

いや～、今日はやけにスムースに噺に入れたのよ。
だけど客はポカンとしてるのよ。
はっと気づいたら、
前方は野晒しだろ、
俺も同じ噺を演っていたのよ。
ビックリしたろうね客。わっはっは。

唐突に思い出したのだが、
これを柳に風！
とは言わねえよ、ってんだ。
だから俺は何を書いているのだ？