さだやんのほろ酔い日記

落語家・立川 左談次

薫風。

2013年01月20日 17時56分44秒 | ほろ酔い日記
納谷幸喜氏死去、
には違和感がある。
大鵬でよいではないか。
大鵬柏戸である。
納谷富樫では、ねえ。
剛と柔、随分楽しませて頂いた。

受けの強さ、柔らかさ、
足腰の構えの美しさ。
相手に攻めさせるだけ攻めさせて
最後は腰をぐっと割って寄り切る。
横綱相撲である。
離れても四つでも自由自在である。
名人に定石なしである。
薫風の様な土俵であった。

柏戸の堅さ脆さとの対照を
子供心にも楽しんでいたのだ。

栃若が職人なら
柏鵬はアーティスト、
ラヂオとテレビ、
そんな感覚であるのかしらん。

病魔との闘い、
お疲れ様でした。