小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

ミッキーマツのかたこらいねー

2013年03月03日 01時56分16秒 | 日記
2010年5月24日(月)(2歳1か月)


 春奈がミッキーマウスのぬいぐるみを持ち
ながら、

 「ミッキーマツのかたこらいねー」

と、言っている。

 春奈が持っているのは、去年の夏にうちに
ホームステイした台湾のリンちゃんが春奈の
おみやげに持って来てくれたものだ。

 それともう1つ、うちにはキャラクター電報
の、ミッキーマウスのぬいぐるみがある。

 春奈が言ったのは、

 「ミッキーマウスの片ッぽないねー」だ

な、と思った。

 でも、うちにミッキーが2つあることを知
らない人には、

 「ミッキー松の肩凝らないねえ」

に聞こえるのではないかな?

 そんな風に思うのは、僕自身が、「そんな風
にも聞こえるな」と、思ったからだ。

 つまり、春奈の言葉を耳にした時に、
 「ミッキーマウスの片ッぽないねー」
 「ミッキー松の肩凝らないねえ」
の2つの意味を思い浮かべた。

 それで、前者の方が春奈の言いたいことだな、
と思ったのは、さっき言ったように、うちには
ミッキーのヌイグルミが2つあることを知って
いるから。

 言葉というものは、「正しく」言わなくても
相手が意味を見つけてくれるものなのである。

 間違ったことを言うと伝わらない、というこ
とは決してない。

 そして、どれだけ意味が伝わるかは、話し手
と聞き手がどれくらい環境を共有しているかが
大きく影響すると思う。