銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

築地場外 鈴木水産にて「箱うに」をいただきます

2006-12-14 14:46:44 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

昔は好きじゃなかったのに
今では大好きな食べ物のひとつがうに。

子供の頃はうにの独特の風味が大の苦手で、
母親なんかには「あんたはいい子ねぇ~」
なんて言われながら、嬉しそうに食べている姿を
ボケーっと眺めていたものだ。

不思議なものでいつの間にか食べれるようになっていた
うになのだが、今では2ヶ月おきに無性に食べたい日がやってくる。



やって来たのは鈴木水産。

以前キンメの煮付けを紹介した
晴海通り沿いのバラック小屋のようなお店だ。

旬は過ぎているとはいえ、今日の私には全く関係ない。
箱で出されることで有名な生うに定食を大盛りで注文する。



ごはんにあさりの味噌汁、
箱うにに刺身、帆立の煮付けと新香。
旬の季節に比べたら若干箱うにが
小さいとはいえ、十分すぎる内容だ。



えぞむらさきなのだろうか?
うにの種類は不明だが一口パクリ。

全然旨い!

みょうばん臭さの全くない
十分すぎるほど旨いうにだ。



東京で¥1,000でこれだけのものが食べれるのは
築地にあるお魚屋さんならではの強みなのだろう。



煮付けや焼き魚は白いごはんを、
うにには酢飯が提供される。

隣りのお婆ちゃんが喰いつくように
写真を撮っている私の姿を見て、
不思議そうな顔で見ている。

話込むと自身の米寿のお祝いで
孫やら子供やらが沢山来るので
旨いもんを喰わしてやりたいと
雷門からバスを乗り継いでやってきたそうだ。

八十八歳にして行動力にも感心したのだが、
煮魚をぺロリと食べてしまう食欲にも驚いた。

お婆ちゃん曰く、
長寿の秘訣は旨いもんを
よく噛んで食べることだそうで、
太鼓判を押していただいた。



この帆立も実に旨い。

作り置きなので冷めているのは残念なのだが、
こいつとごはんさえあれば十分贅沢な食卓が出来上がる。



ほたてとたこの刺身だ。

そう言えば最近たこの値段が恐ろしい程高い。
しかも近海産のものはあまり目に付かず、
外国産であるのにかかわらずなのである。

刺身の方はまずまずで、
うにで十分満足していた食事に
嬉しいオマケが付いたような感覚で、
野暮なことも言う気にはならない。

いつも通りのあさり汁を流し込み、
満足の行く食事が摂れました。

ご馳走様でした。

鈴木水産
中央区築地4丁目11番2号
TEL03-3541-7860
日曜・祝日・休市日定休
平日 10:30 - 13:30
土曜日 10:30 - 13:30

生うに定食 ¥1,000(大盛り無料!)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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