趣味の日記

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田村麻呂&アテルイお墓参り・前編

2006-08-25 23:55:57 | Weblog
暑い中でしたが、某様と一緒に回ってきました☆
アテルイとモレが処刑されたのが、8月13日ということらしいので、何とか8月中には行きたかったんですよね・・・(苦笑)。

最初は京都出発。田村麻呂の創建した清水寺へ、まずはお参り。
四条河原町からバスで清水坂下車。てくてく登って、清水寺の仁王門に到着。
この時点で、既に汗びっしょり。午前中ではあったんですけど、やはり京都は暑いですね~!
拝観順路に沿って境内へ。さすが観光名所清水さん、ピーク時間よりはまだマシなんでしょうけど、既にかなりの観光客がウロウロしてましたね。
拝観券の売り場の、ちょうど向かい辺りにある田村堂は、田村麻呂とその妻(!)の木像を安置してあるそうですが、残念ながら扉は閉められ、中の様子はまったくわからず(汗)。お堂の写真だけ撮って、そのまま本堂へ。
有名な清水の舞台、私はたぶん小学生の頃以来だと思うので、記憶にあるより少し狭い気がしましたね(苦笑)。すごくだだっ広いイメージがありましたから。舞台からの眺めはさすが見晴らしよく、遠く京都タワーまで見えたのですが、お堂そのものは残念ながら工事(修理?)中の幕が張られていて、せっかくの景観が損なわれてました(汗)。
本堂から奥の院へと歩き、奥の院からの眺めはまさに観光写真で見慣れた風景(笑)。
清水寺といえば、足利尊氏が「自分は出家して来世に幸せを求めるから、現世の幸せは弟の直義に与えて欲しい」という願文を納めたことが思い浮かびます♪自分よりも弟に~という、ちょっとアブない(爆)までの兄弟愛を示しつつ、結局最後は弟を自分の手で毒殺しちゃうなんて、いったいどんな愛憎劇がっ!?と妄想を刺激されるこのエピソード(創作でなく事実なところがコワイ/笑)のおかげで、私は足利兄弟にハマったんですよね~(笑)。
・・・話が逸れましたが、奥の院から階段を降りて、音羽の滝へ。
清水寺の名称の由来は、この水のおかげなんですけど、この滝の水をすくうアルミ製の杓子、なんと傍に‘紫外線消毒器’なるものがありまして、使ったあとはここへ突っ込むようになっている。いや~清水さんもハイテクになったな~と感心しました(笑)。
そして清水寺での目的、「アテルイとモレの碑」を発見。ちょうど清水の舞台の、真下くらいの位置になります。1994年建立ですからまだ新しいんですけど、「東北の雄」と書いてあって、東北贔屓にはちょっと嬉しい♪

第一目的を果たし、次は田村麻呂のお墓へ。
清水さんから坂を下り、京阪バスに乗って山科方面へ移動。1時間に1本しかないバスですが、このバスに合わせて時間を組んでたのがピッタリで、ちょうどいい具合に乗ることができました。
田村麻呂のお墓の最寄のバス停、栗栖野で下車。事前にネットで調べた地図を見ると、近くの小学校の敷地内に印がある・・・ということで、まずは小学校目指してGO。
ところが周りは完全に住宅街。小学校かと思って近づいたら公園で、その公園の脇を抜け、住宅の抜け道を通ったりしながら、小学校に到着。でも最近のこのご時世、ウロウロしてたら不審者に間違われるかも~?ということで、事務室で訊いた方がいいかなぁ?などと某様としゃべっていたら、ちょうど事務職員さんとおぼしきオジさんが、近くで作業中。声をかけて、「田村麻呂のお墓を探してるんです~」というと、快く案内して下さいました。
「どこから来られたんですか?」と訊かれたので答えると、「わざわざここまで~?」とやはり驚かれ・・・(苦笑)。「田村麻呂を調べてまして~今も田村麻呂創建の清水寺を回ってきたところなんです~」と説明すると、「この小学校も校歌の歌詞に書いてますよ」と、通りがかりに歌碑を見せて下さいました。確かに「田村の森」とありましたね。
で、オジさんについていくと、裏門から小学校の敷地を出て行くではないですか!敷地内じゃなかったんだ~と、ようやく判明(汗)。小学校の裏が小さな公園になっていて、ここに塚があったんですね☆
こんもりと盛り土されて、周りも緑が茂り、小粒の古墳のようなイメージ。
小さいながらきちんと整備されていて、どうやら‘天皇に仕えた忠義の将軍’ということで、戦前の英雄崇拝の対象でもあったらしく、陸軍中将の手蹟になる碑も少し離れて建ってました。
田村麻呂は鎧を着けて立ったまま葬られたという伝承があるそうなんですが、もともと渡来系の血筋で、先祖返りしたのかものすごく大きい偉丈夫だったらしいので、相当深く穴を掘らなきゃ無理だよな~(苦笑)などと考えつつお参り。
写真も撮って、さて戻らなきゃ~と公園から道路に出ると、見覚えのある景色。実は小学校へ行く前に通り過ぎた公園だったんですね~(汗)。まったく気づきませんでした(苦笑)。

お参りを済ませ、次の目的地のために、まずは最寄の京都地下鉄東西線、椥辻(なぎつじ)駅へ歩いて移動。地下鉄で終点の六地蔵駅へ出て、そこでお昼休憩&南北朝関連で寄り道をしました。

・・・道中記、一旦ここで切ります(苦笑)。続きはまた次回☆


コメント
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