中世配役遊び

先日、舞踊会の映像を観てたんですが、演目が義経関係で統一されてて、結構面白かったんですね。
ただ、ふと、今の宝塚では、義経役者がいないなぁ～なんて（苦笑）。
もちろん宝塚ですから、義経を演じるにはやはり、貴公子御曹司系で、なおかつ真っ向から正義を口にして似合うスターさん。自分が正しいと信じて腰越状を書けるタイプじゃないと義経じゃない（笑）。
私の一番の理想は、かしげさんでした。かしげさんほど、義経の似合うスターさんはいなかった・・・。

・・・で。
義経がいないなら、じゃあ今のスターさんたちにはどんな役が似合うか。源平時代周辺でいろいろ妄想して遊んでみました。
一番に思いついたのは、ゆうひさんの北条義時（笑）。今のゆうひさんは、すっかりパーフェクトな大人の男役さんで、隙がない。怜悧冷徹、それでいて武家政権成立の夢のために覚悟と信念を持つ政治家の義時が、すごく似合いそう。
そこから辿って、一見貴公子風を装いつつ実は頭が切れてカリスマもある頼朝に、意外とまとぶんが似合いそうかも、とか。
そこで一帆さんが義経に行くのではなく（笑）、同じ弟キャラでも政治的才能がある北条時房（義時の弟）あたりかなぁなんて。
れおん君は、木曽義仲あたりかなぁ。スケール感とカリスマは、旭日将軍にふさわしいかなぁと思うんだけど。平家ではあんまり浮かばない。平教経まで行っちゃうと、武人オンリーになりすぎちゃうし。れおん君が義仲だったら、巴御前がねねちゃんか（笑）。案外似合ってるかも。
ミズさんは、将では浮かばない。なんとなく那須与一とか、突出した技巧派みたいなイメージが・・・（笑）。
キリヤンは、芸術家肌だから平忠度あたりかな。都落ちの時、自分の和歌集を形見に残していくという。あんまり武人っぽいイメージはないですね。
蘭トムさんは、平家よりも源氏方。ん～剛直な畠山か、したたかな三浦か。
トドさんはやっぱり、御大の平清盛でぜひお願いします～って感じ（笑）。

ちなみに昔、サエコさんが現役の頃は、平重衡が似合うと思ってましたね。
武将としても有能だし、頼朝も感心したといわれるほど才気がありなおかつ武士らしく潔い。一の谷の戦で捕らえられ鎌倉に送られても、周囲が惚れ惚れするほど立派に振舞ったらしい。教養豊かな美男子で女性にもモテたとか（笑）。千手の前との恋物語は有名です。
興福寺を焼き討ちにしたことで、僧兵たちに憎まれ、最期は処刑されてしまうんですが。

あとはね～、平知盛をできる人は誰かいないか～？って思うんですが。
兄であり平家の当主である平宗盛を補佐して、実質平家軍の総大将を務め、頼りない兄を叱咤しつつも決して取って代わることなく、壇ノ浦で潔く海に果てる知盛は、武将らしくて気に入ってます。
ミネちゃんが昔、「西海に花散れど」で演じた平資盛もイメージは良い（笑）。そもそも私が平家好き武将好きになったのも、資盛さんがきっかけでした。

考えてくと、意外に源平が似合いそうなクラシカルな男役さんが少ないのかな。
若手さんたちはまだこれからどう育つかわからないから、あえて配役考えませんでしたけど。