趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

雪バウ&花組大劇場

2007-03-03 23:38:56 | Weblog
今日は休みだったので、久々に宝塚を観に行ってきました。
雪と花のハシゴ(爆)。劇場へ行く回数が減ってる分、まとめ観劇ばっかりしてるような・・・(苦笑)。

雪バウ。音月さん主演ということで、安心して観に行ったのですけど、期待通り、ほっこりと安心で、楽しかったです♪
昔から藤井先生はプレスリー好きですねぇ(笑)。今回はその時代のロックのライブハウスが舞台ということで、流れる曲もひたすらオンパレードでした。
ノリノリだし、出演者も若手中心にもかかわらずみんな上手いので、すごく楽しかった!
脚本は、いささかまとまりなく穴も多いですけど(大爆)、それがそれほど気にならないくらい、出演者全員がキラキラしてました。
超ヒットは萬ケイさん!プレスリーに並ぶ大ロックスターという役で、キンキラのお衣装にスタンドマイクで大熱唱!それがもう、渋くてダンディでステキなのなんのって♪ライブのシーンで、下級生達がバタバタと失神していくんですけど、さもありなん(笑)。
数年前のエンカレッジコンサートで、「最後のダンス」をキザキザに歌って下さったのを思い出しました(爆)。
音月さん、最初は音痴の役(大笑)なんですけど、それもまた上手い(笑)。ジーンズで階段に片足をかけ、ギターを弾いてる姿もサマになってて、すっかり出来上がってます(爆)。
音月さんの歌声、すごく好きなんですよね。ぴんと張ってよく通る声なんですけど、さらにほんの少し、ソフトさも混じってる。同じ系統でトウコちゃんの歌声も大好きなんですが、トウコちゃんは研ぎ澄まされた鋭さと、クリスタルみたいな繊細さがある。音月さんの声には、繊細さよりも包み込むような大らかさがあるかな~と思います。
ヒロインは大月さゆちゃん。さゆちゃんと藤井先生といえば、何年か前にジュリさんが藤井先生と組んで、神戸でコンサートやった時に、さゆちゃんが最下級生でヒロインやってたのを覚えてます。
当時も今も、上品な雰囲気で、度胸もある子、という印象。音月さんとは、この前の大劇場でも組んでましたし、安心できるカップル。
本来2番手を務めるべき緒月さんが休演のため、くらま君が2番手役。主人公の30年後の姿で、語り手役なのですけど、しっかりと務めて大健闘!ダンスの姿もサマになってきて、自己アピールもできてますし、2年程前のくらま君を思えば別人みたい(笑)。
二役の不良では、ケンカしながらトサカ頭を強調してて、客席も大爆笑!いや~、あのくらま君が、こんな事までできるようになったとは!
最近は観るたびに上手くなっていくので、私の中のくらま君の株も急上昇中。これからますます目が離せなくなってきました。
蓮城まこと君も、綺麗な子で注目してます。今回は金持ちの甘ちゃん坊々の役。可愛かったです(笑)。
雪組さんは、下級生までみんな上手い!全員、台詞も歌もダンスもたっぷりあって、客席も一緒にものすごく盛り上がり、楽しい舞台でした♪

雪バウ観劇でものすご~く満足したあとに、花組観劇。・・・言っちゃ悪いですが、こちらは×(汗)。
木村先生~~~、だからぁ、大劇場はオペラハウスじゃないんだから・・・(溜息)。
まず脚本があれじゃあいかんでしょう。私は「黒蜥蜴」の原作も読んだことないし、ほかの舞台もまだ観たことがなく、細かい内容までは知らないので、なおさら話の筋がさっぱり読めない。木村先生は、観客が「黒蜥蜴」を知ってるという前提で脚本書いてない?推理物のはずが、ちっとも観客に推理させず、全部すらすらと説明しちゃうから、ハラハラドキドキも何にもなくてつまらない~(汗)。
登場人物が少ない分、その他大勢はコーラス隊として使ってるのは、これまでのオペラパターンと同じ。でもそれにしても、お芝居の弱い花組では、そうすると余計にコーラス隊の意味のなさが露呈するような・・・。
もうひとつの難点は、やっぱり彩音ちゃんに黒蜥蜴は荷が重すぎたかと(汗)。どちらかといえば、オサさんの方が黒蜥蜴タイプじゃない?素直にオサさんが黒蜥蜴やって、まとぶんが明智君やった方が、絶対似合うと思います。
まとぶんも、何かよくわからない役で・・・ラスト、なんでああなっちゃうの???私にはその流れが理解不能。木村先生~せめてそこに至るエピソードくらい書いて下さい~!
とにかく、一帆さんが一服の清涼剤だったのと、一花ちゃんが小林少年で活躍してたことくらいかな。あとは私・・・zzz状態だったので(大爆)。
ショーは、荻田先生のマニアック趣味と、花組の元気印カラーが一致しなかったということでしょうか。
荻田ショーの、お衣装の渋め上品さと、特殊な照明、細かいエピソードがちりばめられた場面構成は、綿密な計算と統一感あればこそ舞台の上に独特の空間を作り出せるのでしょうけど、個々にパワーを直球で打ち出し、そのマシンガン体制で華やかさを見せる花組には、根本からして方向性が違う。おかげで、妙にまったりした、薄い内容のショーに見えてしまいました(汗)。
その中で、やはりまとぶんは星の王子の気概を持って荻田ワールドの妖しさをふと見せていたりして、あうぅまとぶん~~(泣)。と思えました。銀橋渡りの時、あまりにノルさんにそっくりな風情で、思わずうるっときそうになったり・・・(爆)。
今日は私、貸切の良席を姉が当ててくれたので、1階のかなり前方席にいたのですが、かえってそのせいでオペラグラスでの下級生チェックがまったくできず、まったり流れていく目の前のショーを、ただぼんやり眺めているだけで終わってしまいました(汗)。
真野君の位置を確認するので精一杯。その他の若手さん達はどこ?状態で・・・あぁ、未涼さんが良い位置に居たな~というのと、桐生さんの抜けた穴は大きい、というくらいでしょうか。

今日は家を出る前に、宙組の蘭トムさんバウ発売にネットで挑戦しましたが、あえなく玉砕(涙)。
だから土日の休みじゃチケが取れなくて困ると言ってるのに~~!(嘆)
宙組だけならあきらめます(コラコラ)が、この作品は大野先生担当。大野作品だけは絶対観るっ!!という大野ファンなので、ここで挫折するわけにはいかない。最終手段、当日にサバキ券を探します・・・。

コメント
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