さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんにはもっと携帯を活用してほしいんだけど・・・・

2018-03-20 11:56:13 | 生活の一場面
さっちゃんは僕と同機種の携帯を持ってます。
でも、ほとんど誰からもかかってきませんし、メールも届きません。
もともと女性としては人としゃべることが少なかったですし、あまり好きではなかったようです。
本当はさっちゃんから電話して、いろんな友達としゃべったりして欲しいんですけど、無理でしょうね。

ですから、たま~に僕から電話するくらいです。
その僕ともいつも一緒にいますから、僕からの電話もほとんどありません。

ところで、僕はポケットWiFiを使ってます。
動画とかはあまり見ませんから、最低基準の月に7GBで何とかやってます。
でも、写真をクラウドに保存したりとかの作業をすると、すぐに容量オーバーになってしまうんですね。
それで、どうしてるかと言うと、近所のスーパーのフードコートでするんです。
さっちゃんもついて来ますが、本と眼鏡を持ってきて読書をします。
さっちゃんの読書の様子を詳細にはチェックしてません。
どこまで読み進んだかを分かるようにしてないみたいですし、
毎回、最初のあたりばかり読んでるみたいですね。
そもそも、読み終わったとこまでの内容を記憶なんて出来ないでしょうから。

そんな感じの読書ですから、すぐに厭きるみたいです。
しばらくすると、「まだなの?」と聞きます。
「帰る」と言うこともありました。
買い物にも来てますから、「ちょっと待ってね。すぐに終わるから」と答えて、
早めに終わらせることも多かったです。

でも、最近はさっちゃんの厭きてしまうまでの時間が短くなってしまったんでしょうか?
僕の感じ方かな?
すぐに終わることも出来ないので、「もうちょっと待って」と言うのですが、
さっちゃんは我慢して待てません。
「二階に行ってくる」と言うのです。
一人で行かせるのは、すごく不安。
さっちゃんはもう立ち上がってますし、
仕方なく、せめて携帯だけでも持たせようとするのですが、
何故だか、さっちゃん、持ちたがりません。
しばらく押し問答。
あんまり押しつけがましいことを言うのは僕も嫌なんですが、
携帯も持たせずにひとり行かせるのは心配でたまりません。

そんなことが最近2回続けてありました。
1回目は僕を振り切って、何も持たずに行ってしまいました。
2回目は何とかポケットに携帯を入れることに成功しました。
1回目もちゃんと戻ってきてくれました。
2回目は僕が電話を鳴らして(出てはくれません)、すぐに戻ってくれました。


「電話鳴るの聞こえた?」と聞いても、答えてくれません。
さっちゃん、携帯のことではとっても不機嫌なんです。
コメント
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