さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

STのT田先生がさっちゃんに口腔ケアしてくれました

2020-07-09 23:56:15 | 言語リハビリ
昨日の水曜日の言語リハビリはさっちゃんとしては上出来だったと思います。
というのも、朝は便秘騒動、1時間遅れで行った神経内科の先生の診察、と続いて、
さっちゃんは相当精神的にも肉体的にも疲れていたはずなんです。
でも、言語リハビリの時間中、わりと大人しく、不穏の様子も一切ありませんでした。

この日は以前からいつも使用していた防音壁で囲まれた窓のない部屋だったことも、落ち着いていた一因かもしれません。
もちろん、入り口は全開ですから防音の意味はないですけどね。

前半30分くらいは、どういう理由なのか分かりませんが、T田先生がさっちゃんの口腔を見てくださいました。
僕が「あ~ん、と開けて」と言っても、ほとんど開けてくれないのに、先生に言われると実に素直に口を開けるさっちゃん。
先生はペンライトを持ってるのですが、それで口の中を照らしながら「ちょっと中を見せてね」と言うと、開けなきゃならない気になりやすいんだそうです。
本当かな?

さらに先生は、上の入れ歯(下のは何ヶ月も使っていません)を外そうとします。
これはある一定時間は口を開け続けていてくれないと、外せないんです。
僕は一週間に一度外せればいい方でした。
でも、さっちゃんは口をずうっと開けています。
自分の入れ歯を掴まれて外そうとされるのですから、嫌がるはずなのに・・・・
先生は外し方も上手です。
外した入れ歯を簡単にですが洗ってもくれました。

入れ歯が外れた状態ですから、次は口腔を磨こう(こする? マッサージする?)ということに。
家で僕がさっちゃんを歯ブラシで磨こうとすると、すぐに口を閉じたり、歯ブラシを手で掴んで出したりします。
ところが、さっちゃんは先生からされるがまま、長い時間口を開けています。
先生が使っているのは歯ブラシではありません。
僕は初めて目にするものでした。
ストローくらいの棒の先に小さなスポンジの塊りが付いています。
これで歯茎はもちろん、舌や口蓋などこのスポンジで汚れというかぬめりのようなものをぬぐいとるようなんです。
口腔ケア用のスポンジブラシなんだそうです。
先生は僕にひと通りの説明をしてくださり、1本見本として下さいました。

これからはこのスポンジブラシを試してみようと思います。
でも、まずは口をあ~~んと開けてくれなくちゃ!

あっ、そうそう!
入れ歯の外し方が上手なT田先生でしたけれど、入れ歯の戻し方もすごく上手でした。
いともあっさりと戻したので、僕が普段の苦労を伝えると、再度入れ歯を外し、今度は戻し方を丁寧に説明してくれました。
入れ歯の幅は口の幅よりも少し広いので、口を押し開くようにしながら入れるのだそうです。
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