さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんの寂しい思いになかなか応えてあげることはできません

2019-05-31 22:41:52 | 気分や思い
さっちゃんは最近になってますます僕への依存心が強まってるように感じます。
僕と離れることを極端に嫌がります。
デイサービスに出かける際も「あなたは行かないの?」と聞きます。
僕が行かないことを知ると、すごく寂しそうです。
家の中でも、僕の姿が見えないと、僕を探して歩き回ります。
探すと言っても、狭い家ですからすぐそばに居る気配は感じられるはずなんですが・・・・

今晩もそうでした。
歯を磨き、寝巻きに着替え、布団に寝かせつけます。
でも、僕が布団から離れると、さっちゃんも起き上がって来ます。
そんなことを3回ほど繰り返します。
途中、食卓まで来て、自分の椅子に座って、何やら僕に不満を口走ります。

このままではいつまでもこんなことを繰り返しそうですから、
さっちゃんの寝ている隣りに僕も横になることにしました。
さっちゃんは布団の中で語り始めます。
「みんな私のことを馬鹿にして・・・・」
そんな言葉がわずかに聞き取れ、感じ取れます。
そんな想いを次々につぶやき始めます。
その言葉自体は意味のない音の羅列なんですが、さっちゃんの想いは僕に伝わります。
次第にさっちゃんの声は涙まじりの声になってきました。
僕はさっちゃんの肩を抱くことしかできません。

しばらくすると、さっちゃんが静かになりました。
僕はさっちゃんから離れ、まだ残っている仕事をすることに。

今はデイサービス以外では四六時中さっちゃんと一緒です。
でも、さっちゃんは僕の姿を常に視界の中に収めていたいようです。
そんなさっちゃんの想いに可能な限り応えてあげたいのですが、なかなかそうもいきません。
それが出来ない瞬間瞬間が続くと、さっちゃんは悲しくなったり、いらついたりします。

そんなことが繰り返される日常に、まずは僕が明るく馴れないといけません。
どうすればそれはできるんでしょう?
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