さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

病院で検査、診察、リハビリが重なってあったので、僕は疲れ切ってしまいました

2019-09-27 23:39:55 | 病院
これも今週水曜日のこと。
僕自身、日頃の疲れが溜まっていたのかもしれませんが、病院から帰って来て、本当に疲れました。

朝はひとつ前のブログに書いたように、さっちゃんとのトイレに関する行き違いがあって、大変でした。
頸動脈の超音波検査をするので、9時半には病院に到着したかったのですが、
電車1本遅れたとはいえ、9:37に到着しました。

脳外の先生の診察前に超音波検査をするのですが、幾つかある検査室の前の廊下は大勢の人で溢れています。
さっちゃんと僕が並んで座れる長椅子の空きすらありません。
廊下を奥まで行って、左に曲がったところにやっと空いている長椅子を見つけました。
持ってきた新聞を読みながら、さっちゃんの名前が呼ばれるのを待ちます。

もともと、この検査の予約は取っていません。
前回6月の脳外の先生の診察時に「この日に検査を入れましょう」と言われているだけ。
予約ではありません。
それでも、3ヶ月前から予定に入っている検査ですし、
受付の方も予約の方の合間を見計らって検査してもらえます」と言ってくれてますから、
優先順位もほんの少しは高いはずと、勝手に思い込んで、期待していました。

でも、40分たち、50分たち、さっちゃんが椅子から立ち上がって、周りを歩くようになりました。
1時間たつと、僕に何やら喋り始め、あたってくる雰囲気。
僕もさっちゃんと同じ気持ちですから、何を言いたいのか、感じているのかは同じはず。
でも、僕は腹を括って、「待つしかない」と我慢しますが、さっちゃんにはそれは出来ません。
1時間10分たち、1時間20分たつと、さっちゃんの僕に対する苛立ちがますます強くなります。

とうとう僕も名前を呼びに現れた一人の女性の先生(おそらく検査技師)を呼び止め、質問をします。
「もう1時間半も待っているんですが、後どのくらいかかりますかね?」
「予約されている方の合間に検査してくださるはずと言われてるんですけれど」と僕。
するとその先生は「ここにおられる皆さんはみんな普通に1時間半から2時間は待っておられますよ」
ですって!!!
「リハビリも11時から1時間受けなければならないんですけれど、そちらを先にしてというのも考えられるのですが」
僕がそう言うと、女の先生が調べて来てくれました。
「後30分くらいしたら、あなたの順番になるようですね」

ここで僕は決断します。
11~12時は言語リハビリをして、その後超音波検査、続いて脳外の先生の診察。
これで行きましょう!
念のためにリハビリ病棟へ走り、11時からのリハを確定し、検査の受付には一時外出としてもらいます。

今朝病院に着いた頃には、早朝のトイレ騒動を乗り越えて、さっちゃんと僕は普通の状態に戻っていたのに、
長時間何もすることなく、ただ待たされたことに腹を立てたさっちゃんは、
僕と再び手をつないでくれませんし、自分のザックだって持ちません。
そんな状態で言語リハビリへ。

STの先生には愛想よくするさっちゃん。
先週と同じように、さっちゃんペースで何やら喋りまくっています。
トレーニングにならないような気がしますが、STの先生は忍耐強くさっちゃんの喋りを聞いてあげています。
そのうち、いつもの絵と名札を使ったトレーニングに入れましたが、
ここでもさっちゃんは時折、絵のカードを手にしては何やら喋りまくります。
僕にも先生にも、さっちゃんが何を喋ってるのかは分かりませんが、多分その絵についてでしょうね。
ネコならネコのこと、リンゴならリンゴのこと、傘なら傘のことを。

言語リハビリは楽しそうに終了し、すぐに超音波検査に戻ります。
お昼も先生たちは交代で休んで、検査は続けるそうなんです。
まだたくさん待っていましたが、ほとんど待ったと感じないくらいで、検査に入りました。
本当は一人で入るのですが、さっちゃんには僕も付き添いで入ります。
左右の頸動脈を超音波検査して、終了。

最後に脳外の先生の診察です。
普通ならお昼休みの時間なので、1時までは何もすることなく待つだけかな? と思ってましたが、
1時の10~15分前に最初に呼ばれて診察してもらえました。
検査の結果は前回よりも少し改善されていたようです。
「薬の効果が出てるようだから、しっかり飲ませてくださいよ」と言われてしまいました。
今回も、1ヶ月分くらい余ってしまってるからです。
朝食後と夕食後の1日2回なんですが、朝はともかく、夜はすぐ寝てしまったりするのでね。

さっちゃんも物事が順調に進んでいると、機嫌はいいようですね。
手もつないでくれます。
駅前の食堂でこの日初めての食事を食べました。
さっちゃんは小さめのラーメン、僕は焼さば定食。
電車の時間までゆっくりして、電車に乗って、帰宅しました。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

僕が直接病院に用事があったわけではないのに、病院へ行った日はやたら疲れます。
この日も例外ではありませんでした。
むしろ、いつも以上に疲れ切ってしまいました。

家に辿り着くと、部屋着に着替えた僕はそのまま布団にバタンキュウ!
しばらくぐっすり寝ようとしますが、さっちゃんが僕をつつきます。
僕に話したいこと、心配になって聞きたいこと、なんで〇〇をしないのか? などいろいろ、さまざま。
僕の腕を引っ張ったり、腰を押して横向きにしたり、仕舞いには横になったままの僕を怒り始める始末。

僕は内心、イライラ、ただ寝たいだけなんだから放っといてくれよ、もお腹が立つ!
ついには大きな声で叫んでしまいました。
「さっちゃんさぁ、僕はただ寝たいだけなんだから静かにしてくれないかなぁ! だんだん頭だって痛くなって・・・・」
実際、眼の奥の芯が疼くように痛くなってきてたのです。

それでもしばらくは僕に攻撃(僕にとっては)を仕掛け続けたさっちゃんでしたが、
いつごろからだったか、それも収まり、僕にもほんのひと時の休息が与えられました。
陽が沈んで暗くなってきたころ、目が覚めましたが、まだ頭が痛い。
お腹も、遅い昼だったせいなのか、ほとんど空いていません。
「ま、いいや」と、この日の夕食は抜き。
翌日の木曜日には山へ行くことも前日までは考えていたのですが、到底無理な話。
木曜日は何も予定がなくなりましたから、何も考えずに、ただただ眠ることが出来ます。

木曜日にはまだ少し頭痛が残っていましたが、金曜日には消えてなくなっていました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 意思伝達が上手くいかなくて... | トップ | 2015年の忘事録/当たり前に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

病院」カテゴリの最新記事