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さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

7月12日、さっちゃんの妹さん2人に僕の気持ちを伝えました

2025-07-26 14:40:28 | 面会

7月12日(土)

この日のさっちゃんは大忙しです。

13時45分からは僕との面会。

14時からはすぐ下の妹さん(次女)とその娘さん(さっちゃんの姪)との面会。

14時15分からは一番下の妹さん(四女)とその娘さん(さっちゃんの姪)との面会でした。

一番下の妹さんの旦那さんも車の運転で来てくれているのですが、1組2名までですから病室には入れません。

それが分かっていたら、僕と一緒に入ることにしておけば良かったのですけどね。

 

この日のさっちゃんはずうっと目は開けていました。

起きていたんです。

体調も安定してきたようですから、起きておられるのでしょうね。

それででしょうけれど、いろいろとバイタルを測る機械が取り外されていました。

▲13:46。パッチリととはいきませんが、この程度はずっと目を開けていてくれました。酸素はまだ1リットルです。「ふるさと」を耳元で唄いました。

 

二人の妹さんたちの面会が終わってからが、この日のメインでした。

さっちゃんに対する今後の方針、僕が思っていることを告げたのです。

さっちゃんの最もちかしい肉親ですから、僕の思いを知ってもらい、出来れば賛同して欲しいと思うからです。

 

その核心は中心静脈栄養を造設するか否か?

造設することのメリット、デメリットはあります。

しかし、造設しないことのメリット、デメリットはあるのでしょうか?

造設しないことのデメリットは造設することのメリットを受けられないことです。

では、造設しないことのメリットは何でしょう?

あるとしても、それは消極的メリットでしょうね。

造設しないということは、今まで通りと言うことです。

つまり、点滴の針を打つことのできる箇所がいつの日か近々無くなるということです。

さっちゃんの血管は細く、点滴をセットできる場所もいつか無くなるでしょう。

点滴が出来なくなると、水分すら与えることが出来なくなります。

点滴が出来ている間ですら、水分中心で栄養はほとんど補給していませんから、徐々に生命力は落ちていくでしょう。

 

胃瘻を使用すればいいのでは? と思うでしょうが、すぐに胃から逆流して誤嚥性肺炎を起こしてしまいます。

高熱を発し、体力も奪われます。

肺炎にならずとも、血液検査では炎症を示す数値が大きいそうですから、臓器のどこかで炎症を起こしているようです。

 

逆に、中心静脈栄養造設のメリットはなんでしょう?

ただそれは無意味な延命措置かもしれません。

しかも、その延命効果はさほど大きいとは思えません。

いつ停止するかわからない心臓が元気になるとは思えません。

様々な臓器も弱っているでしょうし、体の各所で炎症が起きているでしょう。

それらが改善するとも思えません。

 

しかし、中心静脈栄養の造設をしなければ、ほぼ確実に最期が来ます。

僕の素人の予測ですが、このではないでしょうか?

点滴の針が打てなくなったら当然ですし、打てて点滴だけを続けていても同様でしょう。

 

さっちゃんは十分頑張って生きました。

その生命力の強さを見せてくれました。

ここら辺で穏やかに看取ってあげたいと思う気持ちがあります。

でも、生きていてくれるだけで嬉しい、そう思う気持ちもあります。

 

複雑な僕の心中を正確に伝えることは出来ません。

ただ、中心静脈栄養の造設はしない、その気持ちが強いことだけはしっかりと妹さんたちに伝えました。

概ね賛同してくれました。

今後行なわれる僕の最終決定を尊重してくれるようです。

 

7月14日(月)

本当は土曜日に予約しておけば良かったのですが、忘れてしまっていました。

2人の妹さんへ話すことがありましたから、そちらに気を奪われていたせいです。

ですから、月曜日の朝9時過ぎにK川病院に電話しました。

出来れば月曜日のお昼頃に面会できればと思っていました。

ところが、相談員さんが言うには「さっちゃんの状態が安定しているので、面会の特例はなくなりました」と。

複雑な心境ですね。

安定しているのはいいことですが、面会が出来なくなるのは‥‥

今月いっぱいで面会が通常通り再開される可能性は低いようです。

コメント
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