さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

世間的には4連休の初日、猛暑の日和田でクライミング。F沢さんはクライマーとしての一人前のスタート台に立ちました!

2021-07-24 23:56:17 | 僕の自由時間
梅雨の長雨の影響で実に1ヶ月ぶりの日和田での岩登りトレーニングです。
この1ヶ月の間に気温もぐんぐん上昇しましたから、猛暑の中での岩トレになりました。
暑い夏の岩トレは経験がないことはないのですが、かなり昔にあったとしても1度や2度程度でしょう。

東京都には緊急事態宣言が発令されているにも関わらず、道路は行楽に出かける車で溢れていました。
いつもより時間がかかって巾着田駐車場に到着。
でも、入り口には満車の表示。
河原にもBBQやデイキャンプの人たちでいっぱいです。
この河原でそういうことをするのは禁止だったはずですが、駐車場の職員さんもいますから、解禁になったんでしょうね。
駐車場は数台待ちだそうですが、皆さん今来たばかりでしょうから、何時になったら帰ることやら・・・・
僕たちは他の駐車場所を探すことにしました。
大っぴらには言えないスペースに駐車し、岩場へ向かいました。

こんな暑い日なのに、岩場には先客が数人。
岩場は完璧に乾いています!

やる気満々のF沢さんに「どこ登る?」と聞くと、「4級+のルート」と即答。
「リードする?」と聞いても、「する」と即答です。
若者には1ヶ月のブランクなんか関係ないようですね。
ただ、先週の木曜日から時々ボルダリングジムに通うようになったそうです。
クライミング感覚はますます研ぎ澄まされているようですね。

この日の1本目から男岩西面のクラックルート、上部クラックをレイバックで抜けるルートにチャレンジです。
グレードは4級+。


▲11:11。下部もクラック沿いに登ります。そこも最初の核心部で4級+です。こういう岩はF沢さんの得意分野ですから、問題なく通過していきました。ギラギラした陽光が南(右)から照り付けて、眩しくて、岩のホールドがよく見えないこともありました。


▲11:19。上部核心部直前のF沢さん。さすがにこの部分では突破するのに時間がかかっていました。今彼女がいる場所の左上にV字に開いたクラック(割れ目)が見えますが、V字の中へ入るような感じで登って行きます。F沢さんは一度安定した場所までクライムダウンして、短時間休んで再チャレンジしました。レイバックの体勢に入ると楽なんですが、そうしなかったのでバランスをとるのが辛そうに見えました。でも、見事リード成功! 大したもんです!

日和田にあるポピュラーなルートで4級+のルートは3段フェースルートとこのクラックルートの2本です。
ですから、日和田での4級+ルートは卒業したことになります。
僕の考えでは、クライマーとしての一人前の基準は4級+ルートのオンサイト能力だと考えているんです。
つまり、日和田でこの2本をリードしたということは一人前のクライマーのスタート台に立ったことを意味しています。

F沢さんがこれから飛躍的に成長していくことは確実です。
当然、今の僕なんかはすぐに追い付き追い越して行くでしょう。
でも、まだ教えたいこと、身に付けて欲しいことはたくさんあります。
今しばらくは教師役が出来ることでしょう。
その役目が終わったら、次は僕が教わる番でしょうね。


▲11:46。再度同じルートに挑戦するのかなぁと思っていたら、「別のルートがいい」と言うので選んだのがこのルート。グレード的には4級~4級+。男岩西面の裏側、男岩東面なんです。一般的には東面という呼び方はせずに、南面に含めてしまっているようですね。でも、写真の日陰になっている部分は強いて呼べば東面でしょう。この日陰の東面とその右に続いていて日が当たっている岩場との境い目、東面の最下部を右上へ斜上するルートを選びました。最上部では左にチムニーがありますから、そこへ入ります。僕の説明が足りなかったようで、F沢さんは上部で東面の右の岩場を使っていました。でも、僕が登って欲しかったルートも簡単にリード出来たと思います。

まだ他にも、4級~5級のマイナーなルートがありますから、今後チャレンジしてもらおうと思います。


本当に暑いですね!

F沢さんが女岩西面を登ってみたくて仕方ないようでしたから、登ってみることにしました。
今のF沢さんには全く歯が立たないレベルです。
まあ、それを実感してもらうだけでも意味があるでしょう。
トップロープのセットはF沢さんに任せました。


▲12:19。女岩西面には単独のクライマーが二人いました。写真はより年配の方で、ど真ん中ルート5.11aにザイルをセットしています。すごく上手です。一時期、日和田の主だったY田さんのことをご存知で少しだけ教えてくれました。この方はY田さんに手ほどきを受けたんだそうです。


▲13:12。トップロープのセットが終わり、早速F沢さんがチャレンジ。下部は簡単です。何の問題もなく登れます。もう一人の単独のクライマーさんはさらまん5.11b(さらに真ん中の意味)にザイルをセットしました。


▲13:33。上手な二人がF沢さんにアドバイスしてくれます。写真の場所からはレイバックして体を上げていきます。でも、F沢さんも僕もレイバックで体が上がりませんでした。この日はここが限界。


暑くて気分も少し萎えていますし(F沢さんはどうかな?)、帰りの道路の混み具合も気になりますから、この日はこれで終了。
道路はさほど混まず、帰宅してからゆっくりとシャワーも浴びることが出来ました。
でも、そこからがちょっと大変!
帰宅してから水分をかなりの量摂ったことはいいのですが、どうやら僕は暑さにやられてしまったみたいでした。
さっちゃんを迎えた後も体の怠さが抜けずに、結局夜の8時まで寝てしまいました。
それから、さっちゃんに何か食べてもらおうとしたのですが、さっちゃんもすでに睡眠モードに入ってしまっていて、何も食べてくれません。
その後、僕は小さめのカップラーメンだけを食べました。

熱中症の軽い症状が出ていたのかもしれませんね。
軽い熱疲労による倦怠感があったのだと思います。
クライミング中にももっと水分をたくさん摂って、塩飴なども嘗めた方が良かったでしょうね。
次回からは気を付けたいと思います。
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