悲しくて胸が苦しい
胸がつまって
涙が止まらない
何度も観てるのに
悲しすぎる
『私たちの幸せな時間』
スクリーンでドンくんに会えたけど辛すぎ…
私たちの幸せな時間より抜粋
2006年韓国公開前にチャン・ドンゴンやチャ・テヒョンなど多くのスター俳優たちが試写会に駆けつけ、涙を流したことで前評判が高まり、公開時には映画が終わってから立ち上がることが出来ないほどの感動と涙で観客を包み込んだ本作は、300万人を動員し、ラブストーリー映画の興行記録を更新した。
長身で繊細な美しさを持ち、今、最も注目の俳優として着実にステップアップしているカン・ドンウォンと、独特なカラーと魅力で女優として独自の領域を築いてきたイ・ナヨン。熱意と誠意を持って撮影に臨んだ本作で、二人は大韓民国映画大賞ネチズン観客賞を揃って受賞した。
ーカン・ドンウォンー
モデル出身の美しい容姿にも関わらず、殺人者で死刑囚という難役に挑んだカン・ドンウォン。
原作を読んで魅了された彼が作品に対してさらに強い愛着を持った理由は、ソン・ヘソン監督との作業という点だった。
チェ・ミンシク、ソル・ギョングといった当代最高の俳優から最高の演技を引き出してきたソン・ヘソン監督に対して全幅の信頼を寄せていたからである。
撮影中、情熱を持って演技に臨み、「自分がユンスになっていく全過程を心から楽しんでいる」と語った。
世の中から捨てられた絶望と憎悪、人生に対する冷たく毒気に満ちたまなざし、子供のように純粋な姿に至るまで、幅広く立体的な演技を見せるために真心と熱意を注いだ。
彼は特に本作で演技の豊かさと深みを出したいという。
自分の姿を自然に投影してユンスになりきるために、トレードマークだった髪を短く切った。
そして、標準語に慣れるために苦労して直した方言をもう一度、使うなど、努力を惜しまなかった。
その結果、不幸だった成長期がもたらした悲しみや、陰りのあるユンスの姿を見事に演じ、製作陣をも驚かせた。
アイドルから俳優として大きく成長したカン・ドンウォンに今後も期待が高まる。