どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

新むかしの詩集(18) 「讃歌」

2012-02-29 00:06:06 | ポエム

     浅間高原の松




     「讃歌」



  松の木のてっぺんから見ている鴉が

  行ってしまったら

  ぼくは濡れた砂で おまえの

  だいだい色の腹に地図を描いてやるよ



  僕がつくった苦心の地球儀

  晩夏の太陽のように輝くおまえの地球儀

  ふたりで静々とささえて

  神に捧げよう




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