夜顔のつぼみ
(季節の花300)より
昼間ソフトクリームを舐めていた娘が
夜になると大輪の花を咲かせる
その変貌に驚き人は娘を夜顔と名づけた
むらさきの朝顔がしぼむ頃
昼顔が遅い目覚めの顔をのぞかせて
おはようと気怠い声をかける
かなかなかなと樹間をわたる蝉の声
夏から秋へ移り行く季節の使者が
夕顔の開花の音にも耳をそばだてる
あさ昼ゆう夜と四つの花が顔を揃え
一様でない人生だからこそ楽しいのだと
カウンターの椅子に腰掛けて互いに慰めあう
ソフトクリームは美味しかったですか
マスターに問われて夜顔がほのほのと笑う
秘密を後ろ手に隠して仲間の不審をやり過ごす
あやうい夢に追われて疲れきった朝
汗まみれになった白襦袢を
夜顔はせっせと濯ぎつづけるのだ
分かりすやあすいポエムですね。
年をとると理解出来なくなりました。
新聞も見出しのみで理解しております。
それでも楽しく読ませていただいております。
作品は、難しくならないようにしないといけませんね。
それが文章の極意と心得てはいるのですが・・・・。
それにしても今夏は天候不順で、野菜が著しく高値になっていますね。
秋が深まっても、葉物の値段は下がる気配なし。
スーパーマーケットで細々と買い物をしています。
ときどきお邪魔して、晴耕雨読のレポートを楽しませていただいております。