世間様に倣って、近場の温泉地に出かけてきた。
1泊分の下着を追加して、あとは普段通りのリュックがお供である。
旅は目的地も大事だが、車窓からぼんやり眺める外の風景が楽しい。
パームツリーが写っているから、湯河原に近づくあたりの海岸線だ。
座席に座ったままシャッターを切る、横着さ丸出しの画像である。
ここまで来ると、湯けむりが感じられる。
なんとかトラベルで、人出は回復しているのだろうか。
もうちょっと先まで行く予定なので、リラックスして肩の力を抜く。
伊東に着いて、市中を探索しながら宿泊先に向かう。
途中の川でサギが小魚を狙っていた。
その目の前を錦鯉が悠々と泳いでいった。
大きすぎるのか、手を出す気配はない。
繰り返される光景なのだろう。
デジャブのような時間だ。
ホテルの窓から見る夜景と仲秋の名月。
宿泊客はそう多くはなさそうだ。
高層階の大浴場で、ゆっくり温泉を味わった。
昼も夜も、時間はゆったりと流れている。
帰りの電車では、目を開けていられないかもしれない。
(おわり)
半島の周りは何処へ行っても温泉地、気安く行ける場所で助かります。
最近出不精になっていたので、こっちの風景が懐かしかったです。
コメントありがとうございました。
箱根や熱海の観光客密集地帯と異なり、雰囲気のある歴史を感じさせる温泉なので、私の好きな温泉の一つです。
伊東市内の中心を流れる川沿いの散策も楽しいです。
その点、伊東の商店街は人通りも少なく、お店も維持していくのが大変だろうと心配になりました。