どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

どうぶつ・ティータイム(274)『旅のあとさき』

2020-10-04 00:51:33 | エッセイ

 

      

 

世間様に倣って、近場の温泉地に出かけてきた。

1泊分の下着を追加して、あとは普段通りのリュックがお供である。

旅は目的地も大事だが、車窓からぼんやり眺める外の風景が楽しい。

 

   

 

パームツリーが写っているから、湯河原に近づくあたりの海岸線だ。

座席に座ったままシャッターを切る、横着さ丸出しの画像である。

 

   

 

ここまで来ると、湯けむりが感じられる。

なんとかトラベルで、人出は回復しているのだろうか。

もうちょっと先まで行く予定なので、リラックスして肩の力を抜く。

 

   

 

伊東に着いて、市中を探索しながら宿泊先に向かう。

途中の川でサギが小魚を狙っていた。

その目の前を錦鯉が悠々と泳いでいった。

大きすぎるのか、手を出す気配はない。

繰り返される光景なのだろう。

デジャブのような時間だ。

 

   

 

ホテルの窓から見る夜景と仲秋の名月。

宿泊客はそう多くはなさそうだ。

高層階の大浴場で、ゆっくり温泉を味わった。

 

昼も夜も、時間はゆったりと流れている。

帰りの電車では、目を開けていられないかもしれない。

 

     (おわり)

 

   

 

   

 

   

 

   

 

   


コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは(^^♪ (のり)
2020-10-04 17:00:00
まさに命の洗濯されていらっしゃいましたね。 伊豆方面は我が家でも気軽に行ける温泉地としてよく楽しみました~~
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気やすい場所 (tadaox)
2020-10-04 20:37:43
(のり)さんも、伊豆方面にしばしば行かれたようですね。
半島の周りは何処へ行っても温泉地、気安く行ける場所で助かります。

最近出不精になっていたので、こっちの風景が懐かしかったです。
コメントありがとうございました。

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好きな温泉 (ウォーク更家)
2020-10-08 10:16:26
伊東温泉、いいですよね。

箱根や熱海の観光客密集地帯と異なり、雰囲気のある歴史を感じさせる温泉なので、私の好きな温泉の一つです。

伊東市内の中心を流れる川沿いの散策も楽しいです。
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落ち着きのある伊東温泉 (tadaox)
2020-10-08 15:56:29
(ウォーク更家)様、おっしゃる通り熱海は、人ごみがすごかったようです。
その点、伊東の商店街は人通りも少なく、お店も維持していくのが大変だろうと心配になりました。
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