『安倍晋三の力量』
塩田潮・著/平凡社2006年
ボクでも知っていることがほとんど……。
--もちろん、後出しジャンケンのようなものだけど……。

原爆小型であれば憲法上は問題ないという……。下「」引用。
「○二年五月、評論家の田原総一朗が塾頭を務める「大隈塾」に呼ばれて早稲田大学で行われたシンポジウムに参加した。そのときの発言を『サンデー毎日』(○二年六月二日号)が報じた。
「大陸間弾道弾はですね、憲法上は問題ない」
「原子爆弾だって問題はないですからね、憲法上は。小型であればですね」
「日本は非核三原則がありますからやりませんけれども、戦術核を使うということは昭和三十五年(一九六○年)の岸(信介=故人)総理答弁で『違憲ではない』という答弁がされています」」
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チーム安倍と「NAISの会」。下「」引用。
「安倍首相は政権のスタートに際して、「チーム安倍」のメンバーとなる党役員、閣僚、官房副長官、首相補佐官などに盟友や同志、側近といわれる政治家を大量に起用した。骨格を担ったのは、 自民党の幹事長に座った中川秀直と政務調査会長に起用した両中川、それに「NAISの会」の仲間だ。安倍を中心にした同世代の政治家の集まりで、Nは衆議院議員の根本匠(安倍内閣では経済財政担当の首相補佐官)、Aは安倍、Iは元国土交通省の石原伸晃(安倍政権では自民党幹事長代理)、Sは塩崎である。」
北朝鮮という援軍。下「」引用。
「安倍勝利のもう一つの要因は、「北朝鮮」という援軍である。もちろん北朝鮮の政府や金正日書記ら北朝鮮の指導者が自民党の総裁選で安倍が勝利を握るように応援したというわけではない。」
統一協会と北朝鮮は組んでおり、その関連を指摘している人たちもいるようだが……。
岸信介の弟(佐藤栄作)も……。下「」引用。
「佐藤も「平和憲法を守る」と明言し、岸路線とは一線を画する。」
父は元毎日新聞記者。
--岸の政治をつぐのではなく、安倍寛の伜と安倍晋太郎(晋三の父)。
反東条だった安倍寛。
無理をした晋太郎。下「」引用。
「安倍派の幹部として晋太郎を支えた塩川が言う。
「晋太郎さんは人柄がよくて、人間関係を大事にした。一方、『俺は総理になるんだ』と言って、無理を重ねた。なんとしても数を増やそうじゃないか、と強引すぎるくらいやった。無理した一つはやり資金調達、もう一つは候補の集め方だった」」
長男(安倍寛信)は三菱商事入社で中国支社長、三男は母方の祖父の養子(岸信夫)で参議院議員。晋三は真ん中だという。
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