磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

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【ニュース】バターも天下りが原因

2008年05月31日 | 読書日記など
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バターも天下りが原因


店頭からバターが消えているとニュースなどで騒いでいたが、その一つの原因に天下りがあるという。

バターにまで、いつものことが関係しているとは驚きました……。

■ バター利権 農水省天下り■



この特殊法人では250億円も埋蔵金(プール金)があるというニュースもあった……。

農水省が乳牛を減らさせたというのも原因だという。

無責任な竹中平蔵さんは、市場原理が働いていないと指摘。

乳牛は急には増えない……。

相も変わらず、市場原理主義という経済テロリストのため世界がおかしくなっていることも理解できていないようだ……。


食い物の恨みはこわいですぞ!?




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小林多喜二伝

2008年05月31日 | 読書日記など
『小林多喜二伝』
   倉田稔・著/論創社2003年

小林多喜二の『蟹工船』が二十万部も売れたという。
--蟹工船の背景の時代も学んでほしいものである……。
それは人を切り捨てる時代でもあったとボクは思う。



帯に書かれてあります。下「」引用。

「小林多喜二生誕100年没後70年記念出版
小樽・東京・虐殺」
「小林多喜二の作品と、人間的性格、風貌は、それぞれ印象がまったく違う。『蟹工船」や『不在地主』は、大男の労働者が書いたように見える。だが本人は子供のように小さな紳士である。
『人を殺す犬』や『三・一五』のような作品を書いた多喜二は、快活で朗らかで、一緒にいると楽しく、腹の皮がよじれるほど笑わせる人だった。さて……。」

--多喜二は伯父の家に住みこみで働き、高商に通っていたという。

関東大震災のことも書かれてありました。

この本ではありませんが。
--南京事件を否定する体験主義の人たちで、日本人は虐殺なんてことはしないという。
しかし、関東大震災でも朝鮮人を虐殺している……。
そして、社会主義者たちも虐殺していたという。

--多喜二は拓銀に就職。
恋人・瀧子に出会う、瀧子を身請け。
しかし、独特の考え方があったようだ。下「」引用。

「多喜二は言っていた。「俺の妻となるためには、まだまだ勉強しなければならない。小学校も碌(ろく)にでないうちに、ああいう社会で暮らしてきたんだから、無理もないけど、それに甘えてそれっきり勉強から遠ざかったら、人間も屑(くず)だろう。俺のもとでみっちり英語を習い、文学の本も読む。たまには啄木を手本にして歌を作ってみる。とにかく女学校ていどの学問や教養を身につけるよう努力しなければならない。結婚はそれからでも決しておそくはない」。瀧子は多喜二からいつもこう言われていた。」

監獄部屋というのはタコ部屋と同じらしい。下「」引用。

「大勢の日本人・朝鮮人・中国人が、鉱山、採掘、鉄道などのために、タコ部屋あるいは監獄部屋と呼ばれる半強制的作業場で働かされていた。彼らは、奴隷的なあるいは劣悪な労働条件の下で働き、多くの人が労働のさ中に命を落とした。近代北海道の、そして小樽の社会経済は彼らの存在なしにはありえなかったし、彼らを無視して正しい歴史を語ることができないのである。」

『監獄部屋』のワンシーン。下「」引用。

「「馬鹿い。土方を殺すのア犬じゃないんだ。しっかりしろ」
 相手は分からないような顔をした。
「犬なんて、手先に過ぎないんだ。犬は手先(いぬ)だよ。……お前がなんぼい犬を打殺したって、又別な犬が来るア、ッて言えば分かるべ。……」そう言って、堅田が声をひそめてた。「親分さ。親分よ!」」

しかし、犬も軽んじることをしては大変なことになるとボクは思う。
--現代はシステムで見ていると思う。いつものことですね。


チャプリンのマネをしたという。下「」引用。

「……多喜二という男は大変ひょうきんな明るい男で、たとえば、小樽運河のほとりを、昭和初年に日本に入ってきたチャーリー・チャップリンの映画のまねをして、チャップリンの例の歩き方を友だちに見せて、それがまた真に迫っていて、彼らをおおいに笑わせた。」

博愛丸事件がおこり、それをもとにして『蟹工船』が書かれた。
--その新聞報道について書かれてあった。


太宰治もマルクスにそまり、逮捕も二度されているという。

--多喜二を売った男として、三船留吉のことが書かれてあった。

共産党とスパイについても書かれてありました。下「」引用。

「小林多喜二はスパイによって捕まったのであるから、戦前共産党のスパイ史を述べて、彼の逮捕を立体的に見ておく必要がある。
 共産党は、第一次共産党→第二次共産党→再建共産党→武装共産党→非常時共産党→リンチ共産党という時代がある。」

特高のスパイ政策によって、共産党は壊滅させれたという。

映画もあったそうです。下「」引用。

「多喜二のこの虐殺事件は、映画『小林多喜二』の冒頭にも出て来る。非常に悲しい物語である。」

私は共産主義者ではありませんが、こんな時代が再び来てほしくはありません。

100%、こんな時代は民主主義ではない!

詐欺師は『民主主義は手続き』というのに、何の批判もしないジャーナリストにあきれる!
--いや、ジャーナリストとして失格でしょう……。


蟹工船博愛丸の虐待事件








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原子力と安全性論争 伊方原発訴訟の判決批判

2008年05月31日 | 読書日記など
『原子力と安全性論争 伊方原発訴訟の判決批判』
   高橋昇、天笠圭祐、高須次郎・編/技術と人間1979年

具体的に書かれてあると思います。読者としては、理解するのが難しくなりますね。しかし、イメージだけのものより役立つと思われる……。



こんな安全審査でいいのだろうか? 下「」引用。

「手続きのずさんさについても、実に多くのことが明るみに出て、審査らしい審査はやられていなかったことを示した。安全審査を実際に担当したのは、安全専門審査会の下に組織された第八六部会であったが、その実態は、つぎのような事実が物語っている。
1.たった一人の審査委員で審査した部会が三回も開かれた。
2.伊方原発にとって重要な地震について、審査の責任を負っていた木村委員は、遂に一度も部会に出席せず、法律的に許されていない代理として、山田某が出席していた。
3.耐震設計の審査を一手に引き受けたと自負している大崎委員は、合計六回も部会を欠席している。
4.部会に参加し討論できる調査委員として、安全専門審査会で認めれる以前から、松田・垣見の両委員は部会に参加していた。
5.部会の討議内容を記録し、討議の継続性を担保すべき議事録を、全く残されないままで審査を進めた。
 また、安全審査の最終責任を負っている安全専門委員会についても、そのずさんさを示すつぎの諸事実が明らかになった。
 イ. 地震担当の木村委員は、審査会に一度も出席せず、代理としての山田某を出席させるという違法を犯した。
 ロ. 安定数を割っていたにもかかわらず審査会が開かれたという場合があった。
 ハ. 保内町からの取水計画を、後にとりやめたにもかかわらず、適正であると判断した。
 ニ. 美浜一号炉で、初めて蒸気発生事故が発生してから、たった一三日後に開かれた部会にあったにもかかわらず、そこで、事故原因を考慮した審査がなされたと判断した。
 右にあげた諸事実の存在は、すべて裁判所によって認められたにもかかわらず、柏木判決は、こうした諸事実があったからといって、審査がずさんであったとは限らないとの名判断を下して、住民側の主張を退けたのである。」

裁判所の論理がわからない……。

「判決はまさに政治的配慮」下「」引用。

「伊方判決が出てまもなく、米国下院政府活動委員会は五月一日「使用済核燃料の確実な処分方法が確立されるまで、政府はこれ以上原発の許可を行なうべきでない」との勧告案を採択した。また「原発の使用後の処分に一基当り最高十億ドルの費用が予想されるから、今のうちに電気料金に加算すべき」とも。
 ところが判決は「使用済核燃料の最終処分については、動力炉・核燃料開発事業団等の施設で再処理をすると見込みを立てているから大丈夫」とし、「再処理事業や、廃炉となった場合の原子炉の措置は本件安全審査の対象外」と断じたのである。
 「トイレットなし」でも大丈夫だなんて、一体どんな生活をしているのだろうか。政治的配慮優先の裁判長は、米国下院の「勧告案採決」をどんな気持で読んだであろうか。伊方訴訟の原告団は、松山地裁ではなく、原発の先進国米国の下院への提訴すべきだったのである。   (荻野昇也)」

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国側証人について。下「」引用。

「ところが、国側は、微量放射線の「安全性」につて、証人として、動燃管理室長という肩書をもつ黒川良康なる人物を申請し、裁判所は、この証人を採用した。国側には、よほど放射線生物学や遺伝学について、協力を得ることができる科学者はいなかったのであろう。
 この証人の証言はおそまつの一語に尽きるのである。このような「原子力委員会専門委員」という肩書きをもっていて、原発の安全審査に関与していることを知れば、誰しも、背筋が寒くなるであろう。」

法廷で精神的治療をする国側証人? 下「」引用。

「黒川証人はその主尋問において、放射線の大線量被曝の影響について「三○○レム以下では治療しないでも治る」と勇敢な証言をしたが、その根拠を住民側から追求されて、「アンドリウスという学者に聞いた話」と答えるのみであった。三○○レムという被曝は「放射線細胞生物学」という本のなかでも、それにより三○日以内に半分の人が死ぬ、と記載されているどの大線量である。このことを住民側から問われると、黒川証人はそうした「報告は前から知っています」と認めたが、自分の証言との矛盾について何のコメントもなしといった有様であった。ちなみに、黒川証人によればこのような放射線被曝には「心配しなくてもいいんだよということを言ってやる」精神的治療が、「非常に役に立つ」とのことである。」

医師でもないのに? 法廷で精神的治療?
--まったく意味不明ですね。

詐欺師も精神的療法なのでしようか?

--もちろん、この本ではないが。
最近は輸入魚も高価で購入するのが困難になってきているという。下「」引用。

「漁業大国でありながら、この分野の研究は、ほとんど行われていないといってよい。細々と行われているいる研究がいずれも温排水の有害性を示していることから考えても、推進派にとっては、この分野の研究が進むことを恐れているとしか思えないのが現状である(第八章一五八頁参照)。
 島根原発の「うるみ現象」に見られるように、学会ですら予想できなかったような影響が、広範囲にあらわれてきているのである。」

電力がないと快適な生活ができないという。
しかし、食料がないと生きていけない。

いつものことが、ここでも大きな壁になっている……。









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児童文学カセットブック6 いぬいとみこ

2008年05月31日 | 読書日記など
『児童文学カセットブック6 いぬいとみこ』
   水原英子・朗読/船木拓・演出/リブリオ出版1989年

いぬいとみこの童話作品を朗読したカセット文庫です。



A1.川とノリオ 16分13秒 (理論社)
 2.ちいさなちいさな駅長さんの話 6分22秒 (新日本出版社)
B1.ベーゴマ 13分58秒 (『川とノリオ』理論社)
 2.ふうことどんどやき 11分11秒 (偕成社)

原爆に関わる作品は『川とノリオ』です。

川とノリオ


■作品紹介■
川とノリオ 下「」引用。

「戦争への怒りを川の流れと季節の移り変わりに託し、散文詩のような押さえた表現で綴った初期短編の傑作。」



■朗読者プロフィール■
水原英子 下「」引用。

「東京都生れ。劇団民藝所属。主な舞台に木下順二作「白い夜の宴」、チェーホフ作「三人姉妹」、モーム作「雨」、マイケル・フレイン作「ベネファクターズ」など、テレビの仕事にTBS「赤い殺意」ほか。」









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武谷三男著作集6 文化論

2008年05月31日 | 読書日記など
『武谷三男著作集6 文化論』
   武谷三男・著/勁草書房1968年、1975年4刷

文化論というより、文明論という感じがする。ここまで読んで思うのだが、彼は共産主義者ではないのかもしれない……。マルクスも哲学の分野にいれられることがある。それでいえば、彼は科学的思考で唯物史観を取り入れていたようだ……。今ではというより、ほとんどのまともな科学者は科学においては当然の思考方法だろう……。



文化とはほど遠いものは取締らなければならないとボクも思う。

たとえば……。下「」引用。

「道路上でワイセツ行為を行ったり、電車の中でエロ雑誌を朗読するものがあれば、これは各自の意志に反して、見せられ聞かせられざるを得ないのであるから、それ相当に取締ることも当然であろう。」

しかし、言論では。下「」引用。

「チャタレイ事件についてもそうだが、新聞は公序良俗の代表者らしい事は書きたてるけれども、言論機関の代表物らしい事は一向に書き立てない。
 エロ本でも検察庁が弾圧すべきすじ合いのものではない。それは言論によって批判し、有害なものは言論と良識によってほうむるべきものである。」

文明も時と場所を考えねばないないし、その効能も考えないといけない。

原爆神話などは、一面しかみないものであり、カルト信仰のようなものだとボクも思う。

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これは、小泉政権で見せつけられました。下「」引用。

「勇ましい言葉で熱狂があおられ始めると、理性の声はしだいに軽蔑されるものです。私は旧日本でどんなにそのため悲しい思いわしたことでしょう。熱狂の行く末路の結果があらわれたときに、理性が、それみたことかといっても、もはやおそすぎて、理性にとって自らなした警告があたったことは、もはや悲しみの種しか残らないのです。」

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彼がまいた理性なき政策により、悲しみの涙、苦しみの涙を流している人たちがいます!

ジャーナリズムといいながら、今も体験主義で熱狂させようとるする産経新聞などもある。
事実か推論かをきちんと把握したいものですね。

だますことにも、哲学は利用できるという。下「」引用。

「女史がジョリオに師事していた事を看板にする以外に、あまりたいした事をジョリオから学んだ形跡はないようだ。また女史の言の信用度も、女史を知る人ぞ知るである。女史のビヘービアからおして、またジョリオのソヴェトに対する、公表された言葉や態度から推して、この女史に対して主張したのではなくて、女史がジョリオに対して主張した言葉だと解するのが最も当を得たものらしい。
 事実は言葉で歪曲るしようと思えばずい分歪曲できるものだが、本当の哲学は要するにダマされないためにあるはずだが、哲学も現在はダマすための道具になっている。」

自分にも騙されないようにしないといけないとボクは思う。
--欲望(*保身もふくむ)は良心の目を閉じさせる……。

「坂田昌一氏との往復書簡」があり坂田が書いたもの。下「」引用。

「君の検挙されたただ一つの理由は、君が量子力学の論理についてのあの画期的な論文を発表したためでしたね。君はこの論文で、現在「三段階論」とよばれ、日本の理論物理学者の羅針盤となっているすぐれた方法論は量子力学の中からくみだされたのでした。日本のファシスト達は君の方法論が唯物弁証法にもとずいている点をきらったのですね。学問思想の自由に対するこのような圧迫はナチスが量子力学や相対性理論をユダヤ思想だといって排撃したのと好一対です。ぼくたちはその後もずっとこの方法論を用いて研究していたのでした。しかし戦争がすむまで、そのことを公然と口にすることができなかったのは本当に残念なことでした。」

坂田はさらに書く。下「」引用。

「先達もぼくのところへ原子力の応用で何でも効能のあるというインチキ薬の広告がまいこみました。しかも、ふるっているのは原子核や中間子の見本で送ってやると書いてあることでした。原子力を看板にしたインチキ療法とか、邪教などがあらわれるのは、今いった原子力の迷信がひろまり、世界の政治までも動かすようになるとそれこそ大変なことです。」

甘い夢にすぎない、ある人のロラン文学。下「」引用。

「私がこのようにはげしく攻撃するまでに、京大事件から中日戦へかけてのファッシズムの攻勢の中で、私はどれだけの先輩ロランディストたちがロランのやったように、ファッシズムに反対して立上ってくれる事を期待し、まちうけていた事であろうか。しかも彼らがロランを紹介して書いたのは相もかわらざる甘い夢にすぎなかった。」

ジョンとヨーコは甘いだけじゃないですね。
--ヨーコはすごい!

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悪口など言わぬようにと武谷。下「」引用。

「キリスト教は戦時中圧迫されていたという事のみを以て自らを正当化す事はできない。キリスト教は信仰の問題であり、精神の問題であり、良心の問題である事を反省し、この問題について虚偽の策略をロウしない事、そして徹底的なザンゲによってオポチュニズムを清算して、共産主義たちに戦犯を指摘されるような事がないようになって初めて日本のキリスト教は自らの道を見出すであろう。そうなるまで共産主義の悪口などいわないことである。私は尊敬するキリスト教徒たちの良心に大きな期待をもっているのである。」

どんな時にも悪口はいってはならないが、批判はしないと失礼だろう……。

武谷は自由学園を批判する。
--天皇(*制)にも謙虚であり、殺人を宗教的にも謳歌。(*謳歌は、座談の野間の意見)
宮城遥拝をしていたという。

*は磯野鱧男。

野間はドイツの青年は「人を殺すのは神の掟に反する」と銃を持つのを拒否と話す。
日本の宗教界にはそんなことはなかったという。
--そういう人もいたろうとボクは思う。それらしき人は知っている……。

片山修三が、知識人戦線ということを話す。
--ボクはこの人たちにも、理性ある野蛮人の面があるのではないか? と思った。
平和運動なども、有名人や組織がするのものより、一般の人たちこそが大切であるとボクは思う。

民主主義は上から頂戴するものではない!

--このシリーズはこれで終わり。
武谷は日本の原爆開発に協力したとは思っていないのだろうか?
……彼自身の戦争責任について読んでみたかった。











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