磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

テロ対策 HAND BOOK

2006年01月31日 | 読書日記など
『テロ対策 HAND BOOK』
  ジェームズ・H・ジャクスン、他(著)/河北健・訳/
    株式会社ブルース・インターアクションズ2005年

かなりのことが書かれてあります。
危険な地域に行かれる方はぜひ一読してくださいませ。
場合によってはこの本を携帯してください。



今の日本では必要がないように思えます。

サバイバルキットについて書かれてあります。
それには十品目以上も持ち歩かねばなりません。
この本もそれに入っています。

危険な地帯に行くときにはさらに増えます。

パニックを起こすのは何だけど、
ただ逃げ出すというのも、何か悔しい気もする。

勝海舟は偉かったと思う。
人間らしくテロリストとも話し合った。
もし、勝海舟がこのような卑俗な連中だったら、
坂本竜馬もテロリストのままで、
今の日本はなかったかもしれない。

アメリカ人よ、荷物をたくさん持ち歩くよりも、
中東の人と語り合いたまえ!
勝海舟を見習いたまえ!
そうすれば、日本人も危険が減るというものです。

そんな度胸もないし、公平や平等や正義はいうけれど、
アメリカ人の都合がいいときだけ……。
都合が悪ければ耳を傾けない……。
そのような態度で、世界の警察というふとどきな態度は
やめてくれたまえ!

あなたたちがやってきたことを、
見つめたまえ。
それが本当のテロ対策だよ。

これはテロ対策ではなく、身を守る手段だ。
しかし、これをこなしたところで、
完璧に身を守るなどということはないだろう。






「国内の緊急テロ対策関係」ホームページ
国土交通省におけるテロ対策

INDEX[防災・防犯・その他]

ヤドカリ

2006年01月31日 | 短編など
ヤドカリ

むかしむかしあるところに、
ツィンクルトというヤドカリが住んでいました。

一匹の犬がそこにやってきました。

「わぉーん、わん」
犬はヤドカリを驚かせました。

ツィンクルトはさっと貝のなかに体を隠しました。

それをみた神様は、
大きな波をおこして、
犬とヤドカリを飲みました。


神様は
「ツィンクルト、
おまえは大きな荷物をもっている。
しかしだ。ツィンクルト、
それはおまえの身を守る武器なんだ」
と話しました。

ツィンクルトは神様にお礼をいいました。

「ツィンクルト。身を守るということはだ。
攻めることよりもつらいことだ。
だが、ツィンクルト。
そのことができるおまえは強いのだ」

でもそんなことも聞かずに
ツィンクルトは磯で遊んでいました。

大きな貝殻しょって ツィンクルト
大きな貝殻しょって ツィンクルト



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もくじ[メルへん]


C135.海亀の青吉くん

2006年01月31日 | 【小説】 レインボー...
XI.エコ・キャンプ

C135.海亀の青吉くん





「ほんでも、チョコに変りはないよ。それにや、そんなことしたら、このチョコレート作ってはる会社の人が困るやんか」
「ヤスがチョコレート会社の人のことまで考えるとは思わなかったわ」

「もし、プラスチック製の容器じゃ売れないと会社の人が思ったら、紙製のにするわよ。消費者は賢くならないといけないのよ」
 ユリカは意見した。

「そうよ、環境は他人事ひとごとじゃなく、私たちのことなのよ。チョコレート会社の人とも無関係じゃないのよ」
「そうかー、わかった」

「ヤス、海亀の青吉くんのこと思い出すだろう。だれかがポイして、野生の動物たちが、餌と間違ったら、青吉くんのように苦しむだろう」
 チャボはヤスに言った。それは、青色の世界の話しでのことである。

「なによ、海亀の青吉くんって」
「まあ、なんだ、そういう友達がいるってことさ。陽気なファンキー野郎だぜ」

「とてもいい声しててさあ。ああいうの、七色のボーカルっていいたくなるよ」
「おお、チャボ。ええこというね」

「うん、環境を守ることは、動物との愛情でもあるわけだよ」
 ヤスとチャボの顔がすっとひいた。しばらく、静かにお菓子を食べているようだった。

 電車が山道をよく曲がって傾いたりするのが、おもしろいと、ヤスとチャボは電車のなかで駆けっこを始めた。

 歩く姿は、まるで酔っぱらいのように、ふらりふらりしている。
 子ども会の役員として鈴木、あのプールで監視していた大学生は、
「こら、怪我したら、どうするんだ。ほかのお客さんにも、たいへんな迷惑だということがわからないのか」
 と、しかった。

 ヤスとチャボは元の席につれもどされた。
 ヤスとチャボは、自分の席にもどる鈴木がふらふらしているのが、おもしろくってクスクスと笑っていた。

 葵が「悪趣味ね」と怒っていた。
「本当、本当」
 まわりの女の子たちは、そう囃し立てた。




閑話休題

野生生物もゴミを出されて、
それで健康を害したりしているそうです。

ポイ捨てはやめましょう。
使い捨ては、使い捨てでは終わらないということも。

みっちゃんは湯たんぽを使っているそうで、
使い捨てカイロの僕よりもエコかもしれませんね。

あの使い捨てたのは、やはり環境に悪いのでしょうね。
エコポッカというのもあります。
ぼくが買ったのもこれでした。


しかし、燃やせないゴミで捨てて、
効力があるのか疑問ですね。
また、間抜けな感想です。(-_-;)





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[レインボー・ループ]もくじ


ヴェリエ叢書4 ディープ・エコロジーとは何か

2006年01月30日 | 読書日記など
『ヴェリエ叢書4 ディープ・エコロジーとは何か
  -エコロジー・共同体・ライフスタイル-』
  アルネ・ネス(著)/斉藤直輔・開龍美(訳)/
     文化書房博文社1997年

ディープ・エコロジーとは何でしょうね。
よくわからないので手にした本です。



専門用語がよく出てきます。
やはり、きちんと知ろうと思えば、
専門用語も知らないといけないようですね。

名言が多いですね。
北欧という環境先進国の人たちの本は
やはり進んでいるとしかいいようがありませんね。
また、そういう地の人たちが、
宮沢賢治の本を好まれるのも理解できるというものですね。


生態圏中心主義と技術中心主義とがあり、
生態圏中心主義がディープ・エコロジストであり、
技術中心主義がシャロー・エコロジストのようです。

確かに、環境が技術で語られると、それはもう価値観の
問題ではなくなるから、注意しないといけませんね。

そして、著者はエコロジーからエコソフィと書いています。
エコソフィについてまとめられているのは下表。引用。



図表2-1


              問題が全てを含む場合  問題が自然との関係を中心にした場合


研究分野としての名称    pilosophy        ecophilosophy


姿勢・観点を指す時の名称  a pilosophy       an ecosophy



生物にしても、この地球なくして環境なくして、語るのは
ナンセンスかもしれませんね。
科学にはすべて条件がついてると教えられたのを思い出します。

「スカンジナビアの政治的に重要な緑と赤の同盟(green-red alliances)」
と書かれてありますが、北欧はマルクス主義ではない共産主義あるいは社会主義です。

自己の価値を消費することよりも、
自己活動におくところが、健全だなあと思う。

名言が次々に出てきます。

「文化政策はマスメディア、特にテレビによって中央集権化されている。」
「保健当局も社会政策も中央集権化されて、原因よりも症候に重きがおかれている。伝統的な、なにもかもこなせる医師たちは姿を消してしまった。」
「敵対者とではなく、敵対する主義と闘いなさい!」
「敵対者の「愚かさ」や「悪さ」を問題にしてはならない。」
「討論では技術的あるいは専門的な意見を、できるだけ避けよ。」

聖書解釈も健全です。
聖書解釈も政治的になった神学者や、
宗教団体のための族議員のような御用学者とは違います。

小さなことばかりとらわれている日常ですが、
下のような大きなことも考えてみてはどうでしょうか。

「私たちの自尊心は私たち自身の意義だけによらない--銀河もまた敬意を駆り立てる--」

また『銀河鉄道の夜』を読みたくなりました。




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リンク集(環境問題)

恥と礼儀

2006年01月30日 | 短編など
恥と礼儀

恥を知りなさい礼儀をつくしなさい。
もう、その言葉は遠いむかし死んだ母さんの心。

あー、恥を感じ、礼儀を欠いています。
恥を知り、礼儀をつくすことは
並大抵のことではありません。

恥を知ったら、顔が下を向き、
礼儀がどこかへなりをひそめます。

恥を知り礼儀をつくしている人は、
それだけで素晴らしい人になりえるんだ。




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