『小泉純一郎と竹中平蔵の罪 佐高信の政経外科11』
佐高信・著/毎日新聞社2009年
週刊誌の記事を集めたもので、二人だけに限ったものではありません。
「ギルティ・ペアの小泉と竹中」 下「」引用。
「日本では“ギルティ・ペア”の小泉純一郎と竹中平蔵を国会に呼んで、その罪を問おうなどとは考えもしない。」
竹中の兄貴分・中谷巌が新自由主義から「転向」したという。
コミュニティの考えなくして、郵政会社化した竹中。
--国家としてのことを考えられなかったというわけですね……。
発言権がない貧しい者たち。下「」引用。
「でも、現実の社会はそんもんじゃない。なぜかと言うと、すごく稼いだ人たちは、それだけ政治的な力を増やす。平等な投票による再分配なんてあり得ないんです。たとえばフリーターの人たちは発言力がほとんどないわけです。やはり金持ちはいろいろな寄付をしたり、政治家と知り合いになったり、いろんな形で影響しているわけだから……」
今も民法では金持ちのための金持ちのいいかげん放送を垂れ流している……。
公共という考えをなくした竹中。
田原総一朗が贔屓した小泉、竹中。下「」引用。
「田原の言動はくるくる変わることはよく知られているが、田原は一九八七年夏発行の『時代を歩く』(文藝春秋)で「横行する強者の論理」を嘆いている。」
この本にはちょくちょく田原のことが書かれてあった……。この著者のいうところを否定できないボクです。
--田原と宮内義彦(オリックス)の共著『勝つ経済』(PHP研究所)。
盗っ人猛々しい……。下「」引用。
「アメリカ一辺倒、すなわち、ドルに命を預けるような経済でいいのかと私は警鐘を鳴らしてきた。今度の世界恐慌に小泉や竹中は無関係のような顔をしているが、それは“盗っ人猛々しい”と言いたくなるほどである。」
河野太郎は世襲で駄目といった小泉純一郎。小泉進次郎はいいようだ……。
吉田茂は自由主義ではないという。下「」引用。
「城山 広田は吉田とライバルだけど(日独伊)三国同盟をつくるときに、防共が目的でイギリスを誘っている。それが、けんもほろろに吉田が取り合わない、駐英大使の吉田にぜんぜんやる気がなければ、どうしようもないから、ポシャったわけです。」
弘兼憲史、荻野アンナや幸田真音……。下「」引用。
「「原発おばさん」として前々項に荻野アンナや幸田真音を槍玉に挙げた。言うまでもなく原発推進のPRに一役買っている人たちだが、当然、「原発おじさん」もいる。弘兼憲史もその一人である。」
瀬戸内静寂と田原総一朗は森鴎外が好きなようだ。森鴎外は権力に弱かったという。
小林よしのり。下「」引用。
「とどめなく退化していく人間というのがいる。精神萎縮症の小林よしのりである。弱い犬ほどよく吠えるというが、小林に噛みつかれている者たちのためにも、ここで、この小心ゴーマン男をからかっておこう。-略-」
index
「“石原銀行”立て直しには税金ではなく資材を入れるべきでしょう」
……批判者の融資は断った石原銀行!? 下「」引用。
「あなた(*石原慎太郎)を厳しく批判している雑誌や本を出している出版社への融資など、けんもほろろに断るのではありませんか。」
index
魯迅「墨でかかれたタワ言は血で書かれた事実を隠しきれない」
曽野綾子が『沖縄ノート』誤読非難。下「」引用。
「曽野は「巨塊」を巨きなかたまりではになく、人物の「巨魁」と誤読し、そして大江に言いがかりをつけたわけだが、最近では出版社をワック(株)に変更し、こっそり「巨塊」を「巨魁」に直している。
そんな曽野に山崎は怒り、こう指弾する。
「この本を論拠に、裁判まで起こしているわけですから、こんな誤字だらけの本は回収して絶版にし、大江さんに謝罪するのが出版ジャーナリズムのルールだと思います」
曽野の滑稽な応援団!? 下「」引用。
「滑稽なのは、「罪の巨魁=赤松」という誤字・誤読のパターンを、赤松側の弁護士だけでなく、秦郁彦や渡部章一といった応援団も踏襲していることで、秦や渡部のいいかげんさも暴露されることになる。
山崎は、今回の騒動は保守論壇内の「古い保守派」の思想的レベルの低さを露呈した「一大スキャンダル」と言っているが、曽野や秦や渡部は黙視することは許されないだろう。」
index
「守屋武昌の暴走を許した小泉純一郎」
index
index
目次
佐高信・著/毎日新聞社2009年
週刊誌の記事を集めたもので、二人だけに限ったものではありません。
「ギルティ・ペアの小泉と竹中」 下「」引用。
「日本では“ギルティ・ペア”の小泉純一郎と竹中平蔵を国会に呼んで、その罪を問おうなどとは考えもしない。」
竹中の兄貴分・中谷巌が新自由主義から「転向」したという。
コミュニティの考えなくして、郵政会社化した竹中。
--国家としてのことを考えられなかったというわけですね……。
発言権がない貧しい者たち。下「」引用。
「でも、現実の社会はそんもんじゃない。なぜかと言うと、すごく稼いだ人たちは、それだけ政治的な力を増やす。平等な投票による再分配なんてあり得ないんです。たとえばフリーターの人たちは発言力がほとんどないわけです。やはり金持ちはいろいろな寄付をしたり、政治家と知り合いになったり、いろんな形で影響しているわけだから……」
今も民法では金持ちのための金持ちのいいかげん放送を垂れ流している……。
公共という考えをなくした竹中。
田原総一朗が贔屓した小泉、竹中。下「」引用。
「田原の言動はくるくる変わることはよく知られているが、田原は一九八七年夏発行の『時代を歩く』(文藝春秋)で「横行する強者の論理」を嘆いている。」
この本にはちょくちょく田原のことが書かれてあった……。この著者のいうところを否定できないボクです。
--田原と宮内義彦(オリックス)の共著『勝つ経済』(PHP研究所)。
盗っ人猛々しい……。下「」引用。
「アメリカ一辺倒、すなわち、ドルに命を預けるような経済でいいのかと私は警鐘を鳴らしてきた。今度の世界恐慌に小泉や竹中は無関係のような顔をしているが、それは“盗っ人猛々しい”と言いたくなるほどである。」
河野太郎は世襲で駄目といった小泉純一郎。小泉進次郎はいいようだ……。
吉田茂は自由主義ではないという。下「」引用。
「城山 広田は吉田とライバルだけど(日独伊)三国同盟をつくるときに、防共が目的でイギリスを誘っている。それが、けんもほろろに吉田が取り合わない、駐英大使の吉田にぜんぜんやる気がなければ、どうしようもないから、ポシャったわけです。」
弘兼憲史、荻野アンナや幸田真音……。下「」引用。
「「原発おばさん」として前々項に荻野アンナや幸田真音を槍玉に挙げた。言うまでもなく原発推進のPRに一役買っている人たちだが、当然、「原発おじさん」もいる。弘兼憲史もその一人である。」
瀬戸内静寂と田原総一朗は森鴎外が好きなようだ。森鴎外は権力に弱かったという。
小林よしのり。下「」引用。
「とどめなく退化していく人間というのがいる。精神萎縮症の小林よしのりである。弱い犬ほどよく吠えるというが、小林に噛みつかれている者たちのためにも、ここで、この小心ゴーマン男をからかっておこう。-略-」
index
「“石原銀行”立て直しには税金ではなく資材を入れるべきでしょう」
……批判者の融資は断った石原銀行!? 下「」引用。
「あなた(*石原慎太郎)を厳しく批判している雑誌や本を出している出版社への融資など、けんもほろろに断るのではありませんか。」
index
魯迅「墨でかかれたタワ言は血で書かれた事実を隠しきれない」
曽野綾子が『沖縄ノート』誤読非難。下「」引用。
「曽野は「巨塊」を巨きなかたまりではになく、人物の「巨魁」と誤読し、そして大江に言いがかりをつけたわけだが、最近では出版社をワック(株)に変更し、こっそり「巨塊」を「巨魁」に直している。
そんな曽野に山崎は怒り、こう指弾する。
「この本を論拠に、裁判まで起こしているわけですから、こんな誤字だらけの本は回収して絶版にし、大江さんに謝罪するのが出版ジャーナリズムのルールだと思います」
曽野の滑稽な応援団!? 下「」引用。
「滑稽なのは、「罪の巨魁=赤松」という誤字・誤読のパターンを、赤松側の弁護士だけでなく、秦郁彦や渡部章一といった応援団も踏襲していることで、秦や渡部のいいかげんさも暴露されることになる。
山崎は、今回の騒動は保守論壇内の「古い保守派」の思想的レベルの低さを露呈した「一大スキャンダル」と言っているが、曽野や秦や渡部は黙視することは許されないだろう。」
index
「守屋武昌の暴走を許した小泉純一郎」
index
index
目次
『おはなし日本歴史17 日中戦争』
和歌森太郎、他・編著/岩崎書店1986年
ベルリン・オリンピックのことが書かれてありました。
爆弾でおどす土肥原(どいはら)大佐。下「」引用。
「土肥原大佐らは、まず溥儀をおどすことにしました。爆弾いりのくだものかごがそれでした。つづいて人をつかってさわぎをおこさせ、日本軍を出動させたのでした。
「とにかく、このままではおいのちがあぶない。くわしいことはあととして、とにかく日本租界を脱出しないと。関東軍が責任をもちます。」
と、土肥原らは、自動車をまわし、溥儀をトランクにかくして、天津租界からつれだし、港へつくと、日本兵の服をきせて、船にのせました。十一月十一日のことでした。」
外務省は、関東軍のかってなやり方に反対していたという。
「ゴー=ストップ事件」、軍部のむりおし。
--IOCとヒトラー。
ヒトラーは大海組織委員長のレワルド博士がユダヤ人というので、やめさせようとしたが、IOCは非難。ヒトラーはあきらめたという。
聖火リレーはベルリン・オリンピックから。下「」引用。
「大会がひらかれているあいだじゅう、ずっと聖火をもやしつづけるのは、第九回のアムステルダム(オランダの首都)大会からおこなわれていました。その聖火を、オリンピックのもとになったギリシアのオリンピック遺跡からはこんでこようではないかと提案したのは、大会事務総長のカール=ディム博士でした。博士は、ただ古代オリンピックにちなんでかんがえだしたのですが、IOCは「それはおもしろいここみだ」と、さっそく承認しました。この聖火リレーをいちばんよろこんだのは、ほかでもないヒトラーでした。-略-」
--聖火リレーは、ドイツのデモンストレーション。
そのコースを聖火リレーの下しらべといって、征服する国を見てまわったというのです。そして道路をつくったという。下「」引用。
「りっぱな「オリンピック道路」「聖火リレー道路」をつくり、いざというときには、自動車でも戦車でも、自由に走らせようともかんがえていました。-略-」
そして、人殺しのオリンピックをはじめたというわけですね……。
こんなオリンピックは平和の祭典では、ぜったいにない!
index
朝鮮の人たちは、日本人として出場させられた。マラソンで優勝したのは、孫という朝鮮の人だったというのは、有名な話ですね。
こんなオリンピックは二度とあってはならないものだとボクは強く訴えます。
新しいオリンピックを希望します!
もくじ
index
index
もくじ
和歌森太郎、他・編著/岩崎書店1986年
ベルリン・オリンピックのことが書かれてありました。
爆弾でおどす土肥原(どいはら)大佐。下「」引用。
「土肥原大佐らは、まず溥儀をおどすことにしました。爆弾いりのくだものかごがそれでした。つづいて人をつかってさわぎをおこさせ、日本軍を出動させたのでした。
「とにかく、このままではおいのちがあぶない。くわしいことはあととして、とにかく日本租界を脱出しないと。関東軍が責任をもちます。」
と、土肥原らは、自動車をまわし、溥儀をトランクにかくして、天津租界からつれだし、港へつくと、日本兵の服をきせて、船にのせました。十一月十一日のことでした。」
外務省は、関東軍のかってなやり方に反対していたという。
「ゴー=ストップ事件」、軍部のむりおし。
--IOCとヒトラー。
ヒトラーは大海組織委員長のレワルド博士がユダヤ人というので、やめさせようとしたが、IOCは非難。ヒトラーはあきらめたという。
聖火リレーはベルリン・オリンピックから。下「」引用。
「大会がひらかれているあいだじゅう、ずっと聖火をもやしつづけるのは、第九回のアムステルダム(オランダの首都)大会からおこなわれていました。その聖火を、オリンピックのもとになったギリシアのオリンピック遺跡からはこんでこようではないかと提案したのは、大会事務総長のカール=ディム博士でした。博士は、ただ古代オリンピックにちなんでかんがえだしたのですが、IOCは「それはおもしろいここみだ」と、さっそく承認しました。この聖火リレーをいちばんよろこんだのは、ほかでもないヒトラーでした。-略-」
--聖火リレーは、ドイツのデモンストレーション。
そのコースを聖火リレーの下しらべといって、征服する国を見てまわったというのです。そして道路をつくったという。下「」引用。
「りっぱな「オリンピック道路」「聖火リレー道路」をつくり、いざというときには、自動車でも戦車でも、自由に走らせようともかんがえていました。-略-」
そして、人殺しのオリンピックをはじめたというわけですね……。
こんなオリンピックは平和の祭典では、ぜったいにない!
index
朝鮮の人たちは、日本人として出場させられた。マラソンで優勝したのは、孫という朝鮮の人だったというのは、有名な話ですね。
こんなオリンピックは二度とあってはならないものだとボクは強く訴えます。
新しいオリンピックを希望します!
もくじ
index
index
もくじ