磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

藤山一郎とその時代

2006年12月31日 | 読書日記など
『藤山一郎とその時代』
   池井優・作/新潮社1997年

第一回紅白歌合戦の白組のトリは藤山一郎です。
では、曲名は何だったでしょう?



司馬遼太郎は国民作家といわれていますが、国民的歌手と藤山一郎はいわれていました。

両者はともに日本を代表する作家と歌手でしたね。

どちらも、実力があり、愛があり、勇気ももっておられた……。

人物としても、素晴らしい方たちだと思います。

登場する人物も、やはり一流の方が多く。

聞いたことがある人物が多いです。

その一人には、ソニーの社長となる井深大(いぶかまさる)。

井深もカーマニアで、藤山もそうであったらしい。

また、本田宗一郎とも車を通じて知人だったようです。

なぜ、ボクが藤山一郎をとりあげたかといえば、永井隆と関係があるからです。

御存知の方も多いかと思いますが、「長崎の鐘」を歌ったの藤山一郎であり、その元になった小説を書いたのが、永井隆博士でした。

詩は歌謡曲などは書かないといっていたサトウハチローです。

サトウハチローの弟は長崎の原爆で亡くなられています。

ですから、すごく力を入れてかかれたようです。

小説がベストセラーになり、レコードも売れ、そして映画がつくられることになったようです。

第一回紅白歌合戦で藤山一郎が歌った曲は、この「長崎の鐘」だったそうです。







Index

目 次





エンタメ@BlogRanking

070というわけで老人ホーム

2006年12月31日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

八、老人ホーム



070というわけで老人ホーム


幸代と話していたことを思い出す。

「そう、でも幸代さんなら、老人ホームに入っても、出掛けていくことだろうなあ」

「老人ホームって、わたし知らないわ。わたしのおばあさんは家で死んだもの」

「えっ! おばあさん、死んだの?」

「……、あの、母方のおばあさんね」

「そうだよね、おばあさんは、普通はふたりいるもんだよね」

「普通?」

「世の中には、ふたりのお母さんがいる人もいるよ。産みの親、育ての親がいる人もいるし、そうなると、その子は三人以上のおばあさんを持つことにもなる」

「そうね……」

本当は、幸代のおばあさんはどちらも亡くなっていた。

小一郎は幸代の様子をみて、複雑な家庭なんだろうと思い込んでいる。

なぜなら、こんな性格のいい幸代さんに、あのおばあさんだから……。



茜は老人ホームに向かう西武バスの中で話しかける。

「どうして、小一郎は、老人なんか、好きなの」

小一郎はバスの中で、こんなことを言われるとは思わなかった。

まわりの人が、こっちを見た。

こいつ、老人が好きなのか! 変態! って、心の中で思っているのかな。

ちがう、ぜったい、違う。

ぼくは変態じゃない!

いや、どうせ変態とかなら、もっと若い相手がいい!

いやいや、そういう問題でもない!


ボクはイタズラッコだった、

そして体もよわかった……。

老人にはよく説教された。

しかられた……。

でも、そのあとに美味しいお菓子をたべさせてくれた……。

だから、居心地のいい相手だった……。

本当はそんなところうだろう……。








閑話休題

風邪をひいてしまいました。

頭痛のお腹をこわしています。

昨日は京都で雪がふって、

金閣寺がきれいだったそうです。

インドの少年が「ゴージャス」と感想。

ぼくは、雪がすぐやんで、きんきらきんの

金閣寺を見たことがあります。

あれほど、美しい映像はいまだに、

見たことがありません……。


みなさま、お体には、

くれぐれも気をつけてくださいませ。











下、クリックお願いします。
人気blogランキングへ
ありがとうございます。




















今だからこそ!国際理解

2006年12月30日 | 読書日記など
『今だからこそ!国際理解』
   池上彰・増田ユリヤ(著)/汐文社2001年

身近な食物から、国際理解というのは、
新聞などでも書かれていましたね。



輸入でほとんどのものが成立している。
これは事実ですね。

しかし、国際理解というのが、
輸入からだけで終わったら、
何を考えているのだろう?
この人たちと思う。

輸入でほとんどのことが成立している。
この国が戦争を好めない一つの条件でもある。

虹の色の数、太陽を日本の人は好むが、
嫌う国もあるという。

そんな感情的な面だけで、
国際理解?

これで国際理解ができるのだろうか?

それよりも、歴史と文化が大切だろう。

キリスト教文化、イスラム文化……、
どうして、こんな大切な部分を省くのだろう?

イスラム文化として、書かれていた部分としては、
お酒を飲まないのは、神を忘れるからという。


韓国の部分でも、先の大戦でのことを彼らは子供たちにきちんと教えている。
しかし、日本は教えていないそうです。

国際理解というのは、自国の都合のいいことばかりでは成立しないだろう。

また、逆も同様でしょう。









index






エンタメ@BlogRanking


069メロン!

2006年12月30日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

八、老人ホーム



069メロン!


「7年か……」

「でも、有料老人ホームというのもあるらしいよ。お金持ちはそこに入れるらしいよ」

「聞いたことあるわね」

「なんでも、オカネ、オカネ、オッカネー、世の中」

「それなのに、よくボランティアできるわね」

「だから、将来の」

「就職活動であり、昼食代がうくってことね」

「そうとも……」

「老人ホームって、今では、姥捨て山じゃないわよね」

「姥捨て山? そういうおばあちゃんもいるよ」

「いるの」

「うん、でも、ぼくよりも、よっぽどいい物を食べているよ」

「そうなの」

「デザートにメロンがついていたんだよ」

「メロン!」

「ぼくなんか、何年そんなもの食べてないかな……。でも、薄く切ったメロンだったけどね……」

「メロン好きなのね」

「まあ、そうだよ。先輩にいったら、寄付してくれた人がいるらしいけどね…」…

「今度、わたしがごちそうしてあげるわよ」

「ええ、本当! ありがとうございま〜す」

「まだ、お礼は早いわよ」








閑話休題

今年も後すこしで終わりますね。

また、今年も一人相撲だった。

とほほ……。

そんなことを昔も嘆きました。

若い女の子に、「相撲じゃなくって、

シャードーボクシングだと思えばいいのよ」

と、励ましてもらいました。

さあ、来年も鍛えよう……。

しかし、お腹のまわりは、一人相撲かも? (-_-;)

そんなに太っているわけではありませんが……。

メタボリックとやらも、気にせなあきませんね。










下、クリックお願いします。
人気blogランキングへ
ありがとうございます。




















こんなにこわい身近な放射線

2006年12月29日 | 読書日記など
『こんなにこわい身近な放射線』
   原子力資料情報室1992年

われわれの日常にも、放射線はまったく
関係がないということではないようですね。



放射線も【イメージ戦略】をたてているようですね。
国策として、「原子力の多目的利用」というのが
あるからかもしれませんね。


アリス・スチュアート博士
は医療で使われるX線に対して警告した人らしいですね。


アメリカのローザリー・バーテル博士は、
X線(レントゲン線)は老化をすすめるとされ、
その例が白血病だと書かれてありました。

永井隆博士は被爆する前から、レントゲンのせいで白血病でしたね。
そして、被爆者の方にも多い病気ですね。

必要でもない検査をしても、
検査すればお金が入る仕組みになっている
日本の医療制度では不必要な場合も、
X線をかけられる場合があるでしょうね。

からだに良いなんて、とんでもないラドン温泉。
そういうことも書かれてあります……。

照射食品
日本では唯一、北海道の士幌町農協でジャガイモで使用。

許可を出したときのデータがないということが、
1990年の参議院社会労働委員会でわかったという。
しかし、採算ベースにも乗らない照射ジャガイモは
続けられているという。それは国策だからという。

タバコにふくまれるポロニウム-210による
肺の被曝について書かれてありました。

事故はたくさん起きていますね。
1983年末にメキシコで起きた医療機器が
建築補強材やテーブルの脚に再利用され、被曝者多数。
1989年にブラジルのゴイアニア町で起きた事故。

「放射線ホルミシス」はとんだマヤカシと書かれてあります。
これは政府の援助をもらっている方が主張されているとも
本の最初に書かれてありました。

国策という魔法は、残酷なことやひどいことであったとしても、
お金にかえたり、名誉にかえたり、恐ろしい魔法ですね。

魔法は現実の世界にはないけど、
心の世界では展開しているものですね。




index

目 次



エンタメ@BlogRanking