磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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自省録-歴史法廷の被告として-

2010年08月05日 | 読書日記など
『自省録-歴史法廷の被告として-』
   中曽根康弘・著/新潮社2004年

タイトルからして、今までのことを反省されたのかな?
それなら、すごいことと思いましたが……。



約束を守らなかった小泉との会談2003年10月23日午前9時15分。下「」引用。

「一九九六年の候補者調整の時に、私を『終身比例代表一位』として約束を守って欲しい。あれは、党の公約だ。これでは、自民党は老人はいらないとの印象を持たれる。君は、インドネシアでもタイでも、記者との懇談会の席では、本人の判断に従うと言ったはずだ。私は今までそれを信用してきた。突如おいでになり、そういうことを言う。非礼なやり方ではないか」

小沢一郎の小泉評。下「」引用。

「小泉君には、情愛というものがありません。私は、すこし前に読んだ小沢一郎君の小泉評を思い出していました。「小泉さんには、理性、論理、合理といった“理”が欠けている」まさに、言いえて妙だが、政治家にはむしろ“理”にもまして“情愛”が大事なのです。
「どこでも、働けるのだから……」
 同じことを繰り返し言う彼に、
「そんな問題ではない。政治家の使命感と執念の問題だ。考え直して欲しい」
 と私は念を押すと、小泉君は頭を下げて帰っていきました」

小沢一郎も中曽根康弘、そして石原慎太郎も鹿島建設と関わりがありますね……。

小泉は「瞬間芸タッチ断言論」の瞬間芸にすぎないという。

【一部のみ】

かなり怨んでいるようですが、小泉は中曽根の後継者ではないでしょうか?

福祉などで切った人たちは、もっと困っておられますよ。

海軍の経理学校を出て、土佐湾で猛特訓を受けたという。下「」引用。

「対米開戦間近の昭和十六年八月に海軍の経理学校を出て連合艦隊に配属され、第一艦隊第六戦隊の旗艦「青葉」に乗船して高知の土佐湾沖の太平洋上で十月まで猛特訓を受けました。-略-」

「原子力推進に奔走する」
--反省はなかったと思いますが……。
いろいろな人が書かれていますよ。

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靖国参拝をやめた理由。下「」引用。

「私が靖国神社参拝をやめたのは、我国の内外の情勢を怜悧に分析した上で決断したことです。加えてもう一つの決定要因としてあえて記すなら、胡耀邦が私の靖国参拝で弾劾辞職させられる危険性を感じたこともあげられます。-略-
 保守派が巻き返しに出ている。おそらく胡耀邦がその標的だろう。もし彼が失脚すれば、世界と日本に甚大な損害だ--。私はそう考えて靖国参拝をやめることにしたのです。-略-」

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