磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

週刊現代 2012-8-11

2012年09月23日 | 読書日記など
『週刊現代 2012-8-11』
   藤田康雄・編/講談社2012年



原発ポチたちの貧困なる「想像力」について あなたの隣にもきっといる」 下「」引用。

「放射能の影響で死んだ人はいない」「経済が悪化すれば原発事故よりひどいことになる」なぜ、いまだにこんなことを平気で言えるの?」

相変わらず、デッド・コピーになっているものを、テレビや大手マスコミでは伝えていますね。

どっぷり、「原子力ムラ」につかっているとしか思えない……。

考えてみたら、他国との戦争などによる殺人をしたナチス・ドイツ。

しかし、同国人とアーリア人種? 特に子どもに対してはそんなことをしなかったナチス・ドイツ。

福島でも今の時点では幸運だったという、さらにひどい事故が考えられるというのに……。

もはや、この人たちは、ナチス・ドイツを越えた悪魔的な人たちでは???

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AERA ’12.7.9

2012年09月21日 | 読書日記など
『AERA ’12.7.9』
    一色清・編/朝日新聞出版2012年

特集名 「新型うつ」にしない子育て



(※)はボクの感想。朝日系らしい見事なでたらめ記事だ。受験にもでるかも? そうしたら、優秀な東大卒の御用学者になって、人殺しを間接的にするかもね?

(※)これまでの御用学者の歴史を知らないかのような記事。原発推進のためにIAEAやICRPはあるというのが歴史でもある。 下「」引用。

「当時、「安全ばかりを強調する御用学者」として最も批判を浴びたのは山下俊一・福島県立医科大学副学長だ。事故直後の3月19日に福島県の依頼で県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任。主に福島県の住民に向けた放射線健康リスク管理アドバイザーに就任。主に福島県の住民向けに説明会を行った。
「1回に100ミリシーベルト以上の放射線を浴びなければ発がんのリスクは増えない」と繰り返し説明。-略-
 山下氏からすれば、科学的には間違っていないのだろう。((※)そんなわけないだろうに、あきれるAERA)しかし、その話し方こそ問題とするのが『原発危機と「東大話法」』の著者、-略-」

山下が事実を伝えているかのように、すりかえるAERAの記事。間違った基準などを事実としていることが問題なのに、基準を決めたら何でもいいというのではあきれる……。文系と理系とに限らず、ペテン師はいる……。東大話法は話し方の問題ではなく、ペテンの方法だろうに……。

山下を受賞させた朝日新聞系列だけのことはある……。これを報道などをしたのは、文系もいるのでは? 要は良心の問題。良心なきものは、ジャーナリズムのはずがない。もちろん、民主主義でもない。

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「「合法・福島産米」を焼却 農政の矛盾がもたらした悲劇」 下「」引用。

「6月、福島県二本松市は震災後2度目の田植えの時期を既に終えていた。しかし、そこここに耕作放棄地。農政のダブルスタンダードがもたらす絶望が、一帯を覆っていた。-略-」






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必ず来る!大震災を生き抜くための食事学-3・11東日本大震災あのとき、ほんとうに食べたかったもの-

2012年09月21日 | 読書日記など
『必ず来る!大震災を生き抜くための食事学-3・11東日本大震災あのとき、ほんとうに食べたかったもの-』
   石川伸一・著/主婦の友インフォス情報社2012年

なるほどと思う記事がけっこうありました……。



帯に書かれてあります。下「」引用。

「3.11東日本大震災を体験した著者が説く!
イザというときに命をつなぐ食事学。
都市のライフラインが遮断されたとたん、コンビニやスーパーの棚は瞬時にして空っぽになり、食品不足の街には異様な緊張感が満ちる…。」

「炭水化物より「タンパク質」、食料より「食事」、満腹より「満足」へ」

大豆製品……。下「」引用。

「ごはんには、人に必要なアミノ酸のうち、体で作るこができず食事から摂ることでしか補えない「必須アミノ酸」の中の「リジン」というアミノ酸がとくに不足しています。しかし、大豆にはそのリジンが多く含まれているので、米と大豆食品を一緒に食べることによって、体に必要な必須アミノ酸が欠乏しにくくなります。」

落差で苦しむ。下「」引用。

「しかし、想像してみると、地震後、生き残った平安時代で「地獄」を見たのでしょう。現代人が受ける苦しみとは性質が異なっていたのではないかと思います。それは、現代のように電気、ガス、水道はありませんでしたから、普段の生活自体が大変であり、不便さが日常だったからです。」

カップ麺は……。下「」引用。

「実際、学生から、電気とガスが途絶中、お湯が沸かせず、カップラーメンに水を入れて“ふやかして”食べた話を聞きました。私も平常時にチャレンジしてみましたが、水に溶けない白い油のかたまりが口の中でざらつき、しばらくカップ麺は見たくない心境になりました。
 また水も、カップ麺のように水が食品と供に摂取されるものと、温めるレトルト食品を湯煎するのに使われるお湯のように繰り返し使えるものなどの違いがあります。-略-」

袋のチキンラーメンはいいかも? アルキ麺デスはどうなったんだろう? ←製造中止

「原発事故によって振れたココロ」 下「」引用。

「私は楽観主義で、ものごとにあまり動じず、感情の触れ幅が小さな人間だと自分で思っていました。それが震災直後は、心が振れに振れ、かき乱され、自分でも収拾がつかない状態でした。東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の汚染のためです。
 福島県の中通りにある実家は、小さな農家です。-略-」

おばあ曰く「戦争のときよりひどい」










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僕のお父さんは東電の社員です-小中学生たちの白熱議論!3・11と働くことの意味-

2012年09月21日 | 読書日記など
『僕のお父さんは東電の社員です-小中学生たちの白熱議論!3・11と働くことの意味-』
   毎日小学生新聞・編、森達也・著/現代書館2011年

日本は法治国家です。親が悪くても、子供にまで責任はない。
そんなことで、せめたら、“いじめ”でしょうね……。



帯に……。
「今 この国の大人たちに子どもたちの声は聞こえていますか?」
--子どもたちというなら、東電の社員と限定するのはマズクないですか?

これも間違いです。下「」引用。

「発電所を増やさなければならないのは、日本人が、夜遅くまでスーパーを開けたり、ゲームをしたり、無駄に電気を使ったからです。」

すべての日本人に関係がないですし、ボクが田舎にいるころには、24時間お店ができても、規制で24時間営業できなかったと思います。つまり、夜中に歩き回る人がいるなんて治安が悪くなるので、規制されていたんですね。もちろん、健康にも悪いし……。これも、一部の人たちで決められたことであり、日本国のすべての人で決められたわけではありません。原発についても、住民投票を東京都の石原知事、そして大阪の橋下などは拒否しましたね。

どうして……。下「」引用。

「-略-多くの日本いや世界の人がはんせいしたんです。すこしは言う事も考えてほしい、と思いました。そして、東京電力をせめないで、みんなで電気にたよらない生活をしたらいいと思います。」

あなたがせめられていることがつらいのでしょうね。東電は公的な企業で責任があります。あなたは子供で責任はありません。日本は法治国家です。それを忘れている新聞社の人たちにはあきれます。東電をせめないでキャンペーンのために、子どもが悪用されている感じがします。毎日新聞もこんな本を出していたら、「原子力ムラ」の一員といわれても仕方がないのでは?

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ウソが書かれてあります。下「」引用。

「原発が一番お金がかからないから原発を造ったのです。」

作られた当時から高くて、事故になった時の保険がかけらないほど被害は大きいことは理解されていたんです。保険がかけられるというのは、原発施設だけで、被害者にまでは及んでいませんね。それに、お金をもらっても、健康を害したり、命を失っては取り返しがつきませんね……。

福島県の人々をバカにしないでほしい。下「」引用。

「福島県の人々は、原発のことをちゃんとみてなかったから(東電も)。」

反対していた福島県の人々も大勢いますね。今回も原発再稼働で半数以上がそうなのに、強引にすすめたでしょう? 一部の人たちで強引に推進され、一部の人たちが原発で大儲けしているんです。でも、反省は全員で……。こういうのを「国民一億総懺悔」というのです……。

利己的ではなく……。下「」引用。

「私が言いたいことは、テレビに頼らず、もっと自分で深いところまで調べてから、利己的ではな利他的
な話し合いになることを願っております。」

「原子力ムラ」は利己的ですね。福島の人に迷惑をかけて、東電の一般の職員やその家族にまで迷惑をかけていますね。

世界中の人たちが、原発をつくらせたなんて、ウソまで書いています。電気のない生活をしている人たちも大勢いるのにです。あきれた本でした。「一億国民総懺悔」というペテンから、さらに悪化して、「地球人総懺悔」だなんて、本当にあきれた本です。悪いことをした人たちが、反省したふりはしても、本当に反省せずに、また原発推進が続けられるでしょう。そして、現場でしか事故は起きないから、東電の人たちに責任転嫁するでしようね……。でも、本当は、人類の手にあまるものが核(原子力)ですね。こんなものを始めた人たちが悪いのです。

もくじ












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目 次



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日本の原爆-その開発と挫折の道程-

2012年09月21日 | 読書日記など
『日本の原爆-その開発と挫折の道程-』
   保阪正康・著/新潮社2012年



初の投下でブツブツ……。下「」引用。

「彼らのなかにはこういう光景を見て恐怖に駆られ、とりとめもないことを口走る者もいた。スウィーニーの機に乗っていたベテランの機銃手は、何やらぶつぶつ呟き始め、口から溢れ出る言葉は、恐怖のために何を言っているのか分らなかった。しかしその意味は、こんな大量殺戮兵器があるのか、今、自分はそれを人類で初めて使う役を担ってしまったとの叫びだったのである。
 実際にスウィーニーも、エノラゲイが原子爆弾を投下したときの心理を、「もう遅い。……もう引き返すことはできないのだ」と書いている。「私たちのこの爆弾が--その目標に対して、そして私たちたに対して--どんな影響を及ぼすことになるのか、完全に把握している者は誰一人いなかったということだ」と書き残している。」

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福島と原爆……。下「」引用。

「-略-東京電力福島第一原子力発電所の事故に、この原爆製造計画の不透明で曖昧な総括が尾を引いていると思うからだ。両者に通じているのは隠蔽という事実であると考えた。」

長岡半太郎も理研の研究員の一人。下「」引用。

「長岡は確かに貴族院議員であったが、やはり理研の研究員の一人(理事)だった。日常的に理研に通いつめては、仁科ら研究者たちと交流を深めている。それゆえに仁科が陸軍の依頼で進めている「ニ号研究」(-略-)についても熟知していた。そのために長岡は「今次の戦争では製造できない」という前提なのに、田中館はとんでもないことを言っている、東條らに媚びへつらっているとの怒りを深めていったと見ることができるだろう。」

ウランがない。下「」引用。

「ウラン爆弾(つまり原子爆弾)など製造不可能と言っているかと思うと、一転して、技術的に製造可能と言い出したりする。研究費の確保という理由はあるにせよ、それだけでは「二枚舌」を納得することはできない。その本音はどこにあるのか。
 ひとつに昭和十七年十二月から十八年二月ごろまでの間、もうひとつは昭和十八年の五月か六月、この期に科学者・仁科芳雄は、本来科学者としてみるのなら「原子爆弾など徹底、今次の戦争ではできない」と考えていた。前述したように、戦後になって仁科は、「日本にはウランがないからできるわけがない」と言っていたが、それはこのふたつの期間でも本心であったはずだ。-略-」

科学者の世界は閉鎖社会。
日本のどこに解放された社会があるのか? ボクは知らない……。

裕福な家庭の子弟。下「」引用。

「たとえばこのころの理研では、特に仁科研究室にいる原子物理学者を始め、有力な若手研究者たちはいずれも裕福な家庭の子弟が多かったという。頭脳に秀でているうえに、経済的にも困っていない家庭の子息だからこそ、本来ならすぐに実利に結びつかない原子物理学に取り組めたのだろう。それが戦争という時代にあって、突然、彼らの向き合っていた学問が「兵器」としての脚光を浴びることになった。」

ドイツではなく日本に……。下「」引用。

「ドイツではなく日本に投下したいという政治・軍事指導者、自らの学問的成果を確認するためにとにかく投下したいと考える原子物理学者、加えて二十世紀後半までの歴史が抱えていた民族的感情も、投下に到るプロセスの理由であることを知っておく必要があるだろう。」

チャーチル。下「」引用。

「原爆投下後はさり気なく日本の敗因にすり替えたのだが、そこにチャーチル自身の「原爆投下の責任を負いたくない」との思惑が見え隠れしている。その言い替えは、第一次世界大戦で海軍相を体験したチャーチルらしい言である。日本は海軍力ですでにアメリカ、イギリスに敗けていて、原爆投下が勝利につながったなどという論は、それほどの意味はないと指摘しているのだ。」

戦犯……。下「」引用。

「さらに長岡半太郎は「原爆製造計画」により戦犯に擬せられる一幕もあった。門外漢には、「ニ号研究」や「F号研究」など原爆製造開発に関わる研究は許さないとの示達のように思える。」







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