ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

爆睡

2013-04-17 23:54:35 | Weblog
ついに上海の地下鉄で爆睡ができるくらい、上海に慣れてしまった。
いや、それくらい疲れていると言うべきか。

今日は朝から松江という島根県じゃなくて、上海の郊外のほうに出掛けた。
松江はすごく広くて、別荘、大学、工場が集まる地区と、種々雑多だ。
ついでに、中国の地名はふつう音読みをするけど、松江だけは
日本人は「まつえ」と呼ぶ。
そりゃそうか。

で、松江に行くには、9号線というのに乗るのだけど、
これがまた上海市中心をはずれると乗っている人もまばらになり、
一駅の区間が長くなり、居眠りするには最高の環境となる。
(中国人が近くで大声で話していなければだが、席をうつればいいし)

ふと気がつくと、降りる駅の2つ前くらいまで来ていて、
何か違和感を感じた。
そうだ。車内放送で音楽が流れている。
しかも結構ボリュームが大きい。

あ、それで起きてしまったんだ。
感謝するべきか、うらむべきか。

上海では、バスやタクシーは何らかの放送が流れているものだけど、
地下鉄も郊外になると音楽を流したりするんだなあ。
とかなんとか思いながら、帰りもやっぱり爆睡した。

体質は遺伝するもので、最近は疲れるとものもらいができる。
これは父方の祖母の体質だ。

今朝は目を開けた瞬間に左目に違和感を感じた。
そろそろ、ちゃんと休まないと。
と思ったところで、気がついた。

今週末は出張、そして、
来週は、労働節前の変則休日で、日曜日まで7日間連続出勤であった。
中国のこの制度、やめてほしいよなあ。

お返事

2013-04-17 00:45:57 | Weblog
Amazonの誘惑。
いろいろと買い込んでしまう。

さて、何を勘違いしたのか、私の部署に入りたいという
現在、受付でアルバイト中の中国人女子大生がいたので、
先週、私に対する自己紹介の文章を、中国語で書いて提出してもらった。

結構有名な大学の中文科の学生なだけあって、文章がうまい。
よく考えられているうえに、外国人の私でもわかる中国語だったから、
非常に素直な文章を書ける性格なのだろうと思った。

彼女は日本語を話さないので、私も返事は中国語にしなければならない。
でも最近は仕事が忙しく、文章を中国語で書いている時間がなかったので(言い訳)、
今日、昼食を一緒に食べて、少し話すことにした。

中国人は「わが道をゆく」ように見えるし、
非常に自分勝手で、自己主張が強くて、
他人の言うことを聞かない人たちだけれども、意外にも上司の顔色は結構見る。
それは、生涯雇用がない中国では当然の保身なんだろうと思う。

ただし私は日本人なので、
しかも変に気をつかって顔色を伺われても「うざい」としか思わない性格なので、
その点、ハッキリ説明しておこうと思った。

私はあなたに、仕事上の技術をある程度は教えることができる。
でもそれは、日本で学んだことだから、中国に合うとは限らない。
そして、あなたと私は育った環境も将来の環境も大きく違う。
私が得意とすることを、あなたは苦手かもしれないし、その逆もありうる。

だから、あなたは私がやることを見て、学び、
客観的に、自分で自分の力としていくこと。
そのためには、あなたは自分に対する客観的な視点も同時に育てなければならない。

その客観的な視点を育てるためには、仕事上で限界にあたることも必要だし、
限界にあたったとき、自分とは違う人生を歩むあらゆる人を尊敬する心を
決して忘れないでいることも大切だと思う。

私はあなたの仕事を見て、当然必要だという事柄が抜けていたときに、
「これが足りないよ」と指摘するだろう。
でもそれは、あなたの仕事全体を否定することではないし、
ましてや、私が「いい」と認めたからと言って、
もっと広い視点で見たら、その仕事の質では足りないなんてことはザラにある。

だから、私に少し文句を言われたくらいでは、へこたれないこと。
これから先は、誰も褒めてくれないし、
相手の要求なんてころころ変わるような、そんな環境で仕事をしていくことになる。
絶対的に合格なんてものは、なくなる。

いまやりたいと思っている仕事よりも、もっと適性のある仕事があるかもしれない。

でも、決して、一貫性は失わないこと。
あなたの人生は、ひとつの命の流れとして、死ぬまで続くのだから。

これが、あなたが私にくれた自己紹介に対する、私の返事です。

と、中国語につっかえながらも、1時間半をかけて説明した。
日本語だと、はやいよなあ。