ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

上海のおばちゃん

2013-04-10 00:12:11 | Weblog
昼間外出して、地下鉄に乗ったら、
公園で遊んで来た帰りの上海人おばあさん連中に囲まれることになった。

上海語は、音がきたない。そして、うるさい。

向かいに座っていたおばさんたちが、ジロジロ私のほうを見ている。
でも、上海語なので何を言っているのかはわからない。

あまりにもこちらを見ながら騒いでいるので、
一緒にいた上海人の同僚に「あの人たち、なんでこっちを見ながら話してるの?」と聞いた。
「ん? それはね、あなたの腕時計の話をしてるんだよ。
 あ、でも、あなたの時計がいいとか悪いとかの話じゃなくて、
 あの中の1人が、あなたの時計の針を読めて、それで目がいいね、って。
 私は見える、見えない、って盛り上がってるだけ」と。

視力検査かい。
老眼だから遠くに焦点があう、っていう、そんな話ですかい。

それを地下鉄の中で、私の時計を使って大盛り上がりしてるなんて・・・、
やっぱり上海人のおばちゃんは強い。

今日は、牛丼の食其屋(すき屋)に入った時も、
ほとんど上海語しか話せないおばちゃんが入って来て、
「孫のための18元のを4つ。持って帰るから。孫のだから。72元」を
ずっと繰り返し叫んでいて、
上海語がわからない地方出身の店員さんが、普通話で、
「18元の商品はたくさんあります。どの18元ですか?」と聞いても、
「孫のだから、うどんだから」と答える。(上海のすき屋にはうどんやカレーもある)

店員さんがメニューを取り出しても、ろくに見ず、
「18元、4つで73元。孫のだから。あ、そうそう牛の」と答える。

必要な情報だけを、簡潔に話してください。
全部あわせると、「牛肉が乗っているうどんで、18元のを4つ」買いたかったらしい。
そして、店員が会計を間違えないかと、そればかりを気にしている。

もう少しで、店員さんに「災難だったね」と言いそうになった。

上海おばちゃんパワーは、本当に強い。