ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ぴしゃり

2011-05-09 21:25:24 | Weblog
ぴしゃりと言える大人になりたいと思っていたが、
今日、ついにぴしゃりと言った。言ってやった。

最寄駅からの帰り道、もう暗くなった道を
小学生の男の子が3人、それぞれサッカーボールを蹴りながらやってきた。
だれかの母親らしき女性も1人ついている。
つまり、大人1人、子ども3人、ボール3つが、
道幅約3メートルのところで、いっぱいに広がりながら向かってきた。

男の子の1人が大きめに蹴ったボールが私の足下に来たので、
ピタリとボールをとめ、
「人が来るときは、ボールを蹴るのやめなさい」と、ぴしゃりと言った。

自分でも、こんなにキッパリした声が出せるんだなあ、と驚くくらい、
凛々しい感じだった。
最近、こんなふうに凛々しくなることなかったから、自分にぽーっとした。

子どもは「はい」と一言。
すれ違った後、女性が「なんて言われたの?」と。
子どもが「人が来るときは蹴るなって」と大きめの声でこたえると、
女性「あらそう」と含み笑い。

引き返して、もう一度その女性に対し、
強烈にピシャリと言ってやろうかと思ったけれど、やめた。

それにしても、ボアボアなボールを使っていた。
ゴムボールのゆるいのみたいな感触で、すごく気持ち悪かった。
空気が抜け気味だったのは、思い切り蹴っても飛ばないようにするためか。
小さい子どもだから、怪我をしないようになっているのか。
まったく、あんな腑抜けなボールでは、ちゃんと練習になるのか疑問だ。

公道でボールを蹴りながら走るのなら、
クルマや自動車が来るリスクを背負いながらボールを蹴るなら、
小学生といえども、
大人のボールを使い、華麗に私をよけるくらいのことはやってほしい。
私にパスをしてどうする。