ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

いろいろがいい

2011-05-03 21:54:13 | Weblog
黄砂のせいだろうか。すっかりノドがやられている。
ここ数日はあまり声を出していないし、スポーツ観戦もしていなければ、
もちろんカラオケにも行っていない。
でもノドが全然回復しない。
本気で、回復系の魔法をとなえたいと思う。

昨晩は、新宿まで、先日選挙応援でポスター貼りを手伝った
ゲイの方がやっているお店に行ってきた。
カウンターだけのお店で、10席くらいだったろうか。
長くて細くて、ちょっと秘密基地みたいだった。

ゲイの方がカウンターに立っているからといって、
何か特別なことがあるわけではないお店。
座って、挨拶して、お酒をお願いして、
誰かが差し入れで持ってきた食べ物をいただく。

そして、10人もいれば、誰かが何か、その人なりの話をしている。
それに耳を傾ける。
まったく「いろもの」ではなくて、人と人とのつながりがある。
危険なこともなければ、誰であっても疎外感を味わうことがない。
そこには、ただ「自分なりに過ごす時間」が流れている。

35歳くらいまでは、男らしい女性が最強だと思っていた。
でも、35歳を過ぎたら、女の素質をもった男性が最強だと思うようになってきた。
ものごとを見つめるには、多角的な目が必要だから、
単なる男性、単なる女性も、もちろんいいのだけれど、
そうではない人のほうが、「面白い」ことも多い。

中年になってからの、女性の体力の低下は著しい。
いくら男らしい決断力と行動力を持っていても、体力が追いつかなくなる。
40歳からの約20年は、体力という意味で、
男女の違いがいちばん大きくなる時期なのかもしれない。
でも、もともとが男性であれば、体力は男性並みなわけだから、
それで女らしさをもっていたら、それはもう、
「お願いします。思い切りやっちゃってください」と、同じ女性として脱帽する感じだ。

社会での発言力を一番持つ中年の時期、単一のおじさん集団の社会だったのが
これまでの日本。
でも、それで行き詰まっているいま、
ゲイのみなさんには、もっと頑張っていただきたいと思う。
きっと「原発がなければ経済が成り立たない」なんていうのと、まったく違う発想が出てくる。