ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ウズベキスタン6日目 ブハラからタシケントへ

2010-04-27 20:39:17 | Weblog
朝、9時55分発の飛行機で、ブハラからタシケントへ。
ブハラ空港は、国際空港なんだけど、とてもこぢんまりとしてて、かわいらしい。


空港の中では、銀行の人が、札束を手で抱えて持っている。
強奪される心配なんてないんだろうなあ。

1日にほんの数本しか離発着がないので、どこもかしこも、のんびりしている。
飛行機はプロペラ機だった。
タラップの前で写真を撮っていたら、ダメだよ~、と言われたので、写真は載せない。
でも、注意の仕方もすごくゆるかった。

タシケント空港では、銃を持った人が警備をしていた。
首都なんだなあ、と少しぴりっとする。
荷物を受け取って建物から出ると、あれ、ガイドさんが来ていない。
少し待ったけど来ない。ここからは個人行動だったっけ・・・。

タクシーの客引きが面倒なので、「地球の歩き方」でバスを調べていたら、
とうとうタクシー運転手のおじさんにつかまってしまった。
新市街の中心にあるホテルウズベキスタンまで、5000スムだと言う。
まあいいか、と思って、乗せてもらうことにした。

ホテルウズベキスタンは高いから、もっと安いホテルを紹介しようか、
と言われたんだけど、予約してあるからいいの、と答えた。
ついてみたら、案の定すごくいいホテルだった。
日本で予約したらこんなもんかな。
で、結局6000スム払わされた。


いいホテルなんだけど、部屋のコンセントの形が、これまでのヨーロッパC型じゃない!
意外と不便だった。
インターネットはサクサクつながるだけに、惜しい感じ。

荷物を置き、ウズベキスタン歴史博物館へ。
ガイドブックに載っていた仏像が目当て。
「地球の歩き方」には、写真撮影は7000スムと書いてあったけど、20000スムした!
このほかに入場料3000スム。なんという高さ。

私が換金したレートだと、1円=17スムだった。
お水1本=500スムだと考えると、かなり割高な感じがする。

でも、ここには仏像のほかにも、絶対あるだろうと思っているものがあったので、
ケチらずに払うことにした。たぶん一生に一回だから。

お釈迦様は、静かに座っていらした。
よくきれいにのこっていたものだ。


そして、ぐるっとまわると、おお、あった、あった。


モンゴル帝国時代に使われていた通行証。銀の牌子(パイザ)。

ガラスケースに入っているので、なかなか上手に写真が撮れない。
左右にモンゴル文字が入っているなあ、裏も見たい! 持ってみたい! いっそのこと! など、
いろいろと悪いことも想像しながら、しばしうっとりと眺めた。

これは、たとえ日本の展示会に来ていたとしても、写真は撮れないし、
絵はがきになるほど人気もないし、
写真代、高かったけど、よかったことにする。

展示品は決して多くない。3階建てのうち、1階は半分は閉まっていたし、
3階部分はすべてソビエト時代の社会主義にありがちな展示。
正直に言ってあまり面白くはない。
これから先、展示物が増えるといいけど、もうのこっていないのではないかとも思った。

博物館を後にし、ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場へ。
日本人の抑留者がつくったといわれているところ。
日本に帰りたかっただろうなあ、と思いつつも、自分の空腹に勝てず、
近くのハンバーガーショップへ急いだ。

ふつうに美味しかった。


明朝早いので、ホテルに戻ったら、フロントから電話が。
ロビーにタクシードライバーが来ていると言う。

行ってみると、「空港まで迎えに行けなくてごめんなさい。旅行会社を代表してお詫びします。
明日の朝、迎えに来ますので、どうぞよろしくお願いします」と英語で言われた。
そして、タクシーに払った6000スムもくれた。

いい国だ。



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