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ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

会話と対話

2009-07-25 11:28:07 | Weblog
昨日、久しぶりに友人と長話をした。
話をしながら、頭のバックグラウンドで、
「話をする」ってどういうことだろう、と考えていた。

いつも仕事でいろいろな人と話をしている。
メインは、仕事場にいる仲間たち。
彼らは独特の世界観をもっているようなので、
会話の内容が肝心な価値観の部分になると、基本的には聞き役にまわる。

双方向のやり取りになるのは、社外の人。
私は仕事場で雑用係をしているから、多い時で30人以上の人と言葉をかわし、
メールは、多い日で60通程度のやりとりがある。

そんなボリュームになってくると、
もう頭の中がざわついて、何かをじっくり考えるような余裕はなくなる。
話をしている相手にとって、一番いいだろうと思われるソリューションを
テンポよく繰り出すことに徹する。
そして、そこそこ上手くハマった時は、それなりにテトリス的な気持ちよさがある。

でも、それは、想定の範囲を超える会話ではない。

そもそも仕事では、想定外のことが頻繁に起こると困るわけだから、
落としどころに誘導するように、話を進めることが多い。
何か不測の事態が起きたときにも、優先順位を決めて、
核がぶれないように情報を整理していれば、たいていのことは何とかなる。
それを順序よく、気持ちよく進めようと努力すると、何年かに1回くらい
「仕事ができる人だ」などというよくわからない賛辞をいただけたりする。

でも、これって飽きちゃうんだ。

昨日会った友人は「ブログを書いてみたら」と勧めてくれた人。
おかげで、このブログを始めた。

私にとってブログを書くことは、その日にあったことや感じたことを
読んだ本の内容を中心に整理して、自分なりの言葉にすること。
でも、日記とは違う。
日記なら、仕事であったイヤなこととか、
悩んでいることをストレートに書くことになるだろう。
それはそれでいいことだと思うけれど、
私の場合、それだと堂々めぐりの感情論になってしまって、
結局嫌気がさして書けなくなってしまう。
本の感想などに置き換えるから、はじめて整理できる気持ちがある。

仕事で交わしているのは「会話」で、
友人やこのブログで行っているのは「対話」、というところか。
私は最近、仕事で「対話」をしなくなったなあ。


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