ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

うららかな午後

2011-04-14 14:29:37 | Weblog
今日は、午前中で仕事が終わってしまったので、午後、帰ってきた。
「会社にいること=仕事」だと思っている課長は、
無理に仕事を作ってくれそうな勢いだったんだけれど、
それをありがたがっていると「便利屋さん化」が進むので、
今日は「帰宅したいです」と言って帰ってきた。

確かに、派遣は時給仕事だから、「会社にいること=お給料」になる。
でも、だからといって、あまり本数の多くない電話番をし、
真面目な会社なだけに内職もできない、という状況で、
何時間も過ごすほどの度胸もない。

帰宅し、会社で食べる予定だったおにぎりを食べ、
「あれ、こんなに美味しかったっけ?」と思いながら、ゆっくりする。
そして、少しだけプランター農園の手入れをした。
まいた数だけちゃんと発芽したズッキーニちゃんが、
ここのところせまそうにしていたので、鉢を分け、
今朝、芽を出していたプチトマトに話しかけた。

そして、ふと思い出した。
先日、電車の中で、対面に座っていたおじさんは、
表紙に「ほめ日記」と書かれた大学ノートをもち、
何やら一生懸命に書き込んでいた。

自分のいいところ、他人のいいところを書き留めるようにして、
なるべくおおらかな心をもち、ポジティブな気持ちを持続しよう。
そう心がけていらっしゃるのだと勝手に解釈した。
本人に聞くわけにもいかないし。

ふわっと風が吹き、桜の花びらが舞う。

昨晩読んだ『潜入ルポ 中国の女』(福島香織著、文芸春秋刊)に記されていた、
たくましく生きる女性たちの姿を思い出した。
はらはらと散る桜の花と、中国女性のたくましさは、
今日、帰り道に考えたいと思ったことに、
何か少し、具体的なかたちを与えてくれそうだった。

どちらも私だ。


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